内容説明
秋はいま、正に五人の自衛隊陸将補らが民主主義の陥穽に嵌ったかのようなわが日本の現状を見るに見かねて立ち上がった。膨大な既得権益の構造が、戦後の歴史の中で上から下まであまねく張り巡らされており、日本再建のため鎧袖一触すべて叩き潰すしかなかった。これしか道はないと信じたからだ。あってはならない近未来の日本の姿を鋭く捉え、その渦中に生き抜いた人間群像を描いた本格的軍事小説。
感想・レビュー
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toriton22
1
タイトルにひかれて読んでみた。著者の説明がないが、元自衛官なのか、内容がち密だ。時を忘れて読み進められた。はらはら、どきどきの展開で面白い。ただ、マスコミ関係や海上自衛隊、航空自衛隊の考察が少なく残念だ。現代の日本の現状を憂いている著者に共感した。日本人は、もっと政治に興味を持っていないと、日本はこのまま滅んでいきそうな気がするのは、自分だけだろうか。2022/10/09
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