出版社内容情報
1986年4月~1999年9月の期間、新声社より出版されていた
アーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』について、当時の編集長であった
石井ぜんじ氏が振り返った一冊です。
ゲーメストの創刊から、月刊化、マルゲ屋1号店のオープン、
ストリートファイターIIの全国大会……毎号のように発行部数を延ばした、
格闘ゲーム全盛期のゲーメスト。
ゲーメストという雑誌がどのように作られていたか、
いかに特殊な環境で作業が行われていたか、ライター、編集者、上層部の思惑は
どのようなものだったのか……そのあたりの諸事情を、
石井ぜんじ氏が自らの視点で解説します。
売上が絶好調なゲーメスト本誌とともに、新声社はさまざまな雑誌を
複数立ち上げ、マルゲ屋の出店数も続々と増やしていきます。
そして自社ビルも建設し、さらなる拡大を目指しましたが……。
本書では、石井ぜんじ氏による回顧録以外に、
80年代ライター、90年代ライター、女性ライター、ゲーメスト編集者と
座談会を行い、当時の貴重なエピソードや、今だからこそ語れる体験談など、
膨大な関連情報も収録しています。
また、ゲーメスト本誌全刊の内容紹介も収録しました。
格闘ゲームの画期的なゲームシステムと、その攻略の困難さ。
さまざまな角度から語られるゲーム雑誌の制作、事業拡大への展望など……。
それぞれ単体では見えてこなかった、ある特殊なゲームメディアの姿が
浮かび上がってくる……そんな本になっています。
『ゲーメスト』という一風変わった、ちょっと暑苦しいゲーム雑誌と
人生のひとときを共にした人ならば、ぜひとも一読していただきたい一冊です。
内容説明
ゲーメスト編集部が“不夜城”だった…14年間の記録。ライター、編集者など当時を知る人の声もたっぷりと掲載!絶対の保存版!
目次
第一章 1986→1990(80年代のアーケードゲームとゲーメスト編集部の情景;ゲーメスト編集長の立場から見たゲーメストの特殊性;筆者が関わった企画、特集記事から見た80年代アーケードゲームの流れ ほか)
第二章 1991→1994(対戦格闘ゲームの大ブームとゲーメスト編集部の発展;90年代半ばまでの編集部の環境の移り変わり;対戦格闘ブーム以降の編集部における筆者の立場と仕事内容 ほか)
第三章 1995→1999(成熟期を迎えた対戦格闘ゲームと放漫経営を続けた新声社の終焉;90年代の後半に成熟期を迎えた対戦格闘ゲーム;90年代後半の編集部の風景と日常 ほか)
著者等紹介
石井ぜんじ[イシイゼンジ]
アーケードゲーム専門誌『ゲーメスト』元編集長。物心ついたときからゲームセンターに足を運び、ライター活動を開始。現在もゲーム系を中心としたライター、ビデオゲーム研究者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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