出版社内容情報
不動産投資は良い物件を購入できれば、利益は高い確率で安定します。
ですが、それはその良い物件が「買えれば」の話です。
買いたくても、先立つものがなくては買うことはできません。
多額の購入費用・・・、多くの不動産投資家達は、自分のお金だけでそれを賄うことはせず、銀行などの金融機関に融資を申し込みます。
しかし、そこに出てくるのが、「融資がおりない」という事案です。
「属性が弱いから」「エリアが離れているから」「すでに借入が多いから」などの理由か ら否決されてしまった。
そうこうしているうちに金融機関の融資がおりないから他に買い手がついてしまった・・・。
多かれ少なかれそのような経験をした人はいるかと思います。
本書は、元銀行員大家である半沢大家氏が、銀行勤務で経験した100件以上の不 動産融資案件を元に、銀行から融資を勝ち取る方法を解説した攻略本です。
銀行側にいたからこそわかる銀行の内情、考えを不動産投資の観点から一冊の本 にまとめました。
属性が弱くても融資を勝ち取ることができます。
短い期間でも継続的に融資をひくことができます。
良い物件の取得に向けて、事前に融資の予測を立てることができます。
本書を読むことで不動産投資の要である「融資」を攻略することができるようになります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしたけ
44
不動産投資に必須の「継続的に融資を勝ち取る方法」を元銀行員が解説。私も元銀行員だが、融資採上げに際する銀行側論理を解説し、攻略していく戦法は有効と感じた。銀行組織解説(支店は攻め、審査は守り等)銀行員が見るポイント(資力のみならず、人柄や投資方針も重要等)、決算書の作りこみ方(債務償還年数を意識して減価償却を管理する)、銀行に寄り添った借入方法(収入の半分は定期預金で積む)、実際の物件購入遍歴、等実践的な内容。巻末には具体的な融資申込書もあるなど、不動産投資家界隈で話題になっていると聞いたが、納得の出来。2022/08/15
ゼロ投資大学
2
不動産融資攻略の決定版。不動産投資は資産を拡大するのに2つのメリットがある。一つは融資でレバレッジを効かせられること。もう一つは実力によって購入価格が変動することだ。融資を引いて資金の都合をつけることができれば、優良物件の購入競争が起きたとしてもライバルに先んじることができます。銀行とのお付き合いを円滑に進めるためにも「関係性を深めたい銀行で、継続的に定期預金を積み上げること」を実行しよう。2022/12/28
アキ
1
銀行目線での不動産融資の判断ポイントが分かる1冊。主に以下に着目している。 定量評価の主たる項目=返済比率(40%以内)、債務償還年数(15年以内)、取引先利益、実効金利 定性評価の主たる項目=外見、経歴、取引履歴、熱意など2023/01/09
dexter4620
1
不動産投資における銀行融資に特化した名著。特に巻末の大家仲間の方のステップアップ事例が参考になります。レバレッジを使って、今後賃貸不動産を所有したい方には最適の一冊でしょう。2022/11/21
モルデハイ・ヴァヌヌ
0
不動産投資に向き合う金融機関の内在的論理が理解できて非常に有用な本でした。2022/09/19