出版社内容情報
大企業から中小企業まで、一生懸命働いて、社員と同じく会社を支えてくれる<パートさん>。多くは主婦の方が従事するといわれているパートさんは、
扶養家族の範囲で気持ちよく安心して働きたいと思っていますが、それでも辞めていく割合が年々増えていく現状があります。
なぜ、パートさんは辞めてしまうのか?
そして、パートさんが会社で働き続けてもらえるようにする、具体的な方策はないのか?
本書は、パートさんがなぜ辞めるのか、なぜ働き続けるのかを各種調査結果や、著者が日常的に接する雇用の現場において見聞きした事例をもとに分析し、
年収制限、有給休暇など7つのシーンに分けて具体的施策を提案します。
どれもパートさんにとって関心が高く、小さな会社でもすぐに実践できるものばかりです。
経営者や管理者がパートさん目線に立ってこれらを実践していけば、労せずとも定着率が向上します。
著者は業歴30年のキャリアを持つベテラン社労士。
現場で見聞きした実例に則して、超具体的にパートさんが「この会社で働き続けたい」と思ってくれるようなノウハウをお伝えします。
パートさんの雇用に悩む経営者や人事担当者にとっては、ぜひ目を通してもらいたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
33
離職率は業種や職種に関係なく会社ごとに大きく違い、ひと言でいえば、辞められやすい会社は、辞められるキッカケをつくっている。一つひとつのキッカケは小さなことでも、積み重なってくると我慢できずにこんな会社、もう無理ということになる。多くの経営者は従業員に対して「経営者意識を持て!」と口にするが、正社員はともかくパートさんにまで、身の丈に合わないようなことを押し付けたりする。身の丈に合わないことというのは、会社の規模や置かれた前提条件を考えず、他所で聞いてきたことを自社でもそのまま試そうとすることだ。2023/04/23
やすにぃ
1
⭐️⭐️2022/08/07
ぷる
0
経営者や人事目線の内容が多いが、上司としても取り入れられるものは多い。「正社員風パートさんを求めない」というのは耳が痛い話だった。【ToDo】①パートさんの責任範囲や業務範囲を割り切る、②働き方アンケートを作り実施する、③指導マニュアルを作る2023/01/04
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