感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
33
上質を追究する「正統派そば」に対し、立ち食いや土着系の気取らないそばを「大衆そば」と呼ぶ。その魅力をお店、メニュー、歴史から探究した一冊。十割そばは粉の状態に合わせる即妙な技術が求められ、多くの人には提供できない。当然値段も高い。一方で安価に安定して美味しいそばを出し続けるのも至難であり、大衆そばを提供する功績は正統派に劣らない。著者の一貫した信念だ。小麦粉は単なるつなぎや増量材ではなく、配合率や小麦の味も重視してきた歴史がある。各地の製麺所への取材など、大衆そばを応援したい著者の熱意が溢れている。2019/05/29
ひじき
3
著者の大衆そばへの愛を感じられる一冊。思い思いに筆を進めたのだろうなあ、と思わせられるような、勢いを感じられる文章が良い。2018/08/30
yoshiyuki okada
0
立ち食いそば中心だった『ちょっとそばでも』の続編的一冊。幅広く大衆そばの現状とこれからを語っている。2018/06/08