内容説明
『平家物語』は、フィクションではありません。実際にあった事件を基に、克明に描かれているので、日本人に、強烈なインパクトを与えてきました。原文を読むと、「八百年前も、現代も、人間の心は同じだな」と知らされることばかりです。平家が栄えてから滅ぶまで、わずか二十年あまりの物語ですが、この中には、私たちが、生涯に経験する成功と失敗、喜びと悲しみ、全ての要素が詰まっています。「これからの人生、どう生きるか」と考える時に、『平家物語』は、とても多くのヒントを与えてくれるのです。
目次
第1章 美しき祇王御前
第2章 清水寺炎上
第3章 平家にあらずは人にあらず
第4章 鹿ケ谷の陰謀
第5章 鳴動する西八条第
第6章 鬼界が島の流人
第7章 俊寛と有王
著者等紹介
木村耕一[キムラコウイチ]
昭和34年、富山県生まれ。富山大学人文学部中退。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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