内容説明
アトピーのナゾがすっきり解決!よくある誤解に答えます。
目次
1章 アトピー性皮膚炎を取り巻くナゾ(アトピーはかゆみとの闘い―皮膚炎が、さらなるかゆみを引き起こす;これってアトピー?―「あせも」「小児湿疹」と診断されることも ほか)
2章 ステロイドは怖い薬ですか?(よくある誤解1 「塗った所が黒くなる」黒くなるのは、ステロイドのせいではありません;よくある誤解2 「使い始めるとやめられなくなる」上手に使えばとても便利な薬です ほか)
3章 治療のあれこれ(みんなの皮膚にすんでいるブドウ球菌の脅威―夏型アトピーには「1デイ2シャワー」;強さが同じでも効きめが違う―塗り薬には相性があります ほか)
4章 良医・名医にかかるには(近所の医者に「しっかり」診てもらうためのポイントは?;良医でも、「持ち時間」が少なければ、力を発揮できません ほか)
5章 アトピーっ子を持つ親の立ち位置(タッチングケアの幸せな効能―薬を塗るのも親子の大切なスキンシップです;子どもを責めない、親も自分を責めない ほか)
著者等紹介
花川博義[ハナカワヒロヨシ]
昭和42年、岡山県生まれ。皮膚科医。福井医科大学医学部卒業。金沢大学附属病院皮膚科、富山市民病院皮膚科、舞鶴共済病院皮膚科、能登総合病院皮膚科をへて、真生会富士病院皮膚科医長。皮膚科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おふみ
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アトピー性皮膚炎は、薬の塗る量が十分でないこと、乾燥肌であること、ハウスダストなど他のアレルギー体質などが治らない主な原因だとわかった。薬や保湿剤をしっかり塗り、シャワーを浴びて、寝具もできるだけ綺麗に保つ努力が必要だと感じた。2023/05/02
193
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アトピーの娘に何か出来ることはと思い読みました。アトピーの原因はもちろん、使う薬のことや薬の強さなど詳しく紹介されて今どんな薬を使っているか見直すことができました。それと、親としての心構えや親も子供も心が楽になる心の持ち方についても書かれてあり大変勉強になった。「親御さんの課題にアトピーを治すことは含まれない。病気を治すのは医者や薬であり本人の自然治癒力。」アトピーの子供に接する際の言い方や伝え方など、間違った進みかたを訂正させてくれるきっかけになった。2020/08/29
vicugna
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アトピーに関して、基本的なことを分かりやすくまとめてあります。ネットでは色々な民間療法?のような記事を沢山見かけますが、やはりこうした基礎的なことを理解する必要があるのかと。保湿をしっかりして、薬も症状に応じてキチンと使用することが大事ですね。2019/06/24
三略
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私は成人型アトピーが発症してしまい、食物アレルギーも併発して、下手に外食にも行けない。今は大分落ち着いたが、良くなった理由は、仕事のストレスが減った、保湿を朝晩欠かさない、お風呂に入ったときの水浴びの3つだ。そんな私が本著で参考になったのは次の通り。アトピー性皮膚炎の「最大」かつ「根本的」な原因が「乾燥肌の体質」である。「塗る量」が足りない。新薬「タクロリムス(商品名プロトピック)」の効能。本著は「普通の治療でアトピーが治ります」というスタンスで書かれている。こんな情報でも何方かの参考になれば幸いだ。 2018/06/06