出版社内容情報
■「ビッグマウス」はただのハッタリではない。
■負けても、倒されても、立ち続ける――。
格闘家・皇治が、自らの言葉で“素”をさらけ出し、どのようにして「皇治」というブランドを築き上げたのかを語り尽くす渾身の一冊。
これは単なる格闘技の戦績記録ではない。
己を売り込み、世間に認知させ、批判をも武器に変えながら成り上がった男の戦略と哲学が詰まっている。 大阪府池田市の、ごく普通の街で育った少年は、幼い頃、人前で話すことすら苦手だった。父親との緊張感ある家庭環境、強さへの憧れ、そして格闘技との出会い。
やがて彼は、「勝つこと」だけでなく「どう見せるか」が勝負を決めることに気づく。試合、記者会見、SNS――あらゆる場面で“皇治”を演出し、同時に「ビッグマウス」という武器を磨き上げてきた。K-1からRIZINへの転身も、自己演出の一部として話題の中心に居続けるための戦略だった。
リング上の戦い方だけでなく、世間との向き合い方、批判をプラスに変える思考法、そして格闘技以外の場でも影響力を広げるためのブランディング戦略が、彼の言葉で赤裸々に語られる。
格闘技ファンには知られざる舞台裏を、ビジネスパーソンには競争社会を生き抜くヒントを、そして夢を追う若者には「自分の価値を自分で高める」ための実例を提供する。
これは、敗北すら材料に変えてきた男の、セルフプロデュースと生存戦略の記録である。 読後、きっとあなたはこう思うだろう。
「自分の弱みを武器に変えてやろう」と。
「自分も、もっと売り込んでやろう」と。
勝敗だけでは語れない、ブランドとしての“皇治”の作り方。その全貌が、この一冊にある。
【目次】