出版社内容情報
フェミニズムやジェンダーに関する議論がより活発化した2010年代以降、
女性との接し方を間違えた男性は社会的に抹殺されかねなくなった。
しかし、彼女たちの置かれている立場や考え方、胸の内を本当に
理解するのは極めて難しい--。
気鋭のライターが映画、小説、マンガ、アニメ、音楽に描かれた現
代女性のリアルを徹底分析して学びに生かす「新女性論」!
■フィクションを通したオトメゴコロの研究(スタディーズ)例
『her/世界でひとつの彼女』?男は女の変化に戸惑い、女は男が変化しないことに苛立つ。
『ラ・ラ・ランド』 ? 男にとっての成功物語を、女はポルノムービーとして冷ややかに見ている。
『インターステラー』 ? 女は直感で動き、男は使命感で動く。世界を動かすのは直感。
『秒速5センチメートル』 ? 女子が伴侶にしたがるのは「誰にでも優しい男」ではなく「自分にだけ優しい男」
『妻が口をきいてくれません』 ? 女は男に「自分と同程度の損失」を被ってほしい。
『ノルウェイの森』 ? 「文化系男子好き女子」は「工夫のないコミュニケーション」を絶対に許さない。
内容説明
アナ雪、逃げ恥、鬼滅の刃、ラ・ラ・ランド、ブラック・ウィドウ、(500)日のサマー、梨泰院クラス、ちびまる子ちゃん、星野源、aiko、椎名林檎、ノルウェイの森―。男子がフィクションで学ぶべき“超絶難解”な乙女心とは?『セーラームーン世代の社会論』『ぼくたちの離婚』著者の新女性論。
目次
プロローグ―我ら文化系中年として、学ぶことあまりに多し
1 全部、女性脳の仕業?
2 当世女子図鑑
3 ジェンダー不平等に苦しむ彼女たち
4 オトメゴコロから考える社会問題
5 ぼくたちはなぜ、そういう女子が気になってしまうのか
エピローグに代えて―小沢健二『So kakkoii宇宙』とぼくたちの失われた二〇年
著者等紹介
稲田豊史[イナダトヨシ]
1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、編集者。映画配給会社勤務、出版社でのDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て、2013年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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