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内容説明
五輪エンブレム盗作騒動、ネット広告費不正請求、東大卒女性社員の過労自殺。不祥事続出のブラック広告代理店・電通は、それでも巨大利権を掌握し、肥大化が止まらない…。洗脳広告支配から脱出せよ!巨大イベントで大儲けの仕組み。東京五輪ボランティアに参加してはいけない理由がわかる。
目次
第1章 最強広告代理店、電通に忖度しまくるマスメディア
第2章 電通ブランド崩壊の序曲
第3章 電通過労死事件の衝撃
第4章 電通の地に落ちた危機管理能力
第5章 電通のためにある悪夢の巨大イベント
第6章 電通を解体せよ
著者等紹介
本間龍[ホンマリュウ]
昭和37年東京都生まれ。昭和64年に博報堂に中途採用され、その後約18年間、一貫して営業を担当。平成18年同社退職。博報堂時代の経験から、原発安全神話を作った広告を調査。原発推進勢力とメディアの癒着を追及し、新聞、雑誌などにコメントや記事を執筆。大手広告代理店とメディアの癒着、電通のネット広告費不正請求など不祥事報道を自主規制するマスメディアの問題をネットで発信する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
62
これまたスゴい内容の本でした。著者は元博報堂社員で、主に原発推進勢力とメディアの癒着について執筆活動してきた本間龍氏。巨大利権を掌握し肥大化する電通。五輪エンブレム盗作騒動、ネット広告費不正請求、新入社員過労自殺など不祥事続出のブラック企業電通について、「第5の権力」と呼ばれるメディア支配の構造や政府との癒着、高橋まつりさん過労自殺の全容などを紹介。通常の企業なら国民の福祉や繁栄実現といった社是があるが、電通は自己栄達と利益確保を第一とする利己主義的な集団だった。もう独禁法で企業解体するしかないですね。2022/01/09
thee birdmen
40
前半はそれなりに面白く読んだけど、後半はしょーもない政府批判になって読み飛ばしました。電通解体は大いに結構。五輪ボランティアもその過酷さを考えれば有償が妥当。ただ国民投票の話はページの無駄。昨今は世論形成にネットが多大な影響力を及ぼしているとこれまで散々書いてきたのに、改憲勢力の既存メディア露出で政府が有利なんて話をダラダラ書かれても、思想が左巻き過ぎて頭が捻れちゃったのかなと呆れてしまう。ダメなのは電通にカネが集約されてしまうシステムと、死人まで出してしまう苛烈な勤務実態ですね。2019/08/07
おかむら
36
ゼネコンの談合の場合、大手4社くらいで仕事を回すのですが、広告代理店は電通たった1社でなんもかも独占してんだなー! そりゃあ電通さんには楯突けない状況になるわ。頑張れよ博報堂ってきもちに。エンブレム盗作や過労死報道の顛末やオリンピックのボランティアや憲法改正国民投票などなど。国民投票が広告イベントだなんて捉え方は考えてもみなかったけど電通に牛耳られるのかー。2018/04/25
こも 旧柏バカ一代
25
IOCの会長が日本に来てる時に読むのもなかなかに、、オリンピックは中止かな?中止だけだと、なんら解決にもならないけどね、、検証しないと。2020/11/16
こも 旧柏バカ一代
23
再読。既得権の最大大手の電通。広告代理店業界のシェアは独占してると言っても過言では無い。その電通で過労自殺した高橋まつりさんの件も書いてあり、彼女の件は迷惑だと感じてる職員が居たとか、、仕事中毒の社畜なのか、仕事が滅茶苦茶面白くてハマってるのか、、後はそれを報じようとしなかったメディアの姿勢も情けない。後半の国民投票での広告の制限については、広告代理店の影響力の強さに戦慄。でもそれは国内限定ってのが余計に恐ろしい。2020/05/18
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