愛のことはもう仕方ない

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愛のことはもう仕方ない

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784866250601
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

枡野浩一[マスノコウイチ]
歌人。1968年東京生まれ。阿佐ヶ谷「枡野書店」店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yanae

66
大好きな枡野さんの私小説。どこまでが真実で虚構なのかわからないけど、(でしょ?って言いきっちゃってる枡野さんも好き)枡野さんの私生活が前面に出ている1冊だと思います。健全なインターネットでははじかれてしまう 『神様がくれたインポ(略称神ンポ)』(←そりゃこのタイトルじゃ(笑))での連載をまとめた1冊。枡野さんの元奥さんとの関係や愛する息子さんのこと、それから芸人になったことや、男性への恋愛感情なんかを赤裸々に語ってます。(いやどこまでが現実かわからないけどね)枡野さんのことがよくわかる1冊です。2019/06/24

hamham

18
穂村弘は“ファッション”だけど、枡野浩一は“ガチ”だよねと思う。穂村弘は転んだら起き上がらずにぐずってお姉さんにイイコイイコしてもらうけど、枡野浩一は転んだら明らかに病院行った方がいい怪我を引き摺ったまま四つん這いで歩く、そんなイメージ。連載の元のタイトルは『神様がくれたインポ(略称神ンポ)』。悔いばかり語る私小説だが、「(この文章を読んだ生き別れの息子が自分に会いたくないと思ってほしい)自分で書いた文によって導かれた結果だったら自分で背負えると思った」と明かされた連載の動機に光明を見たし、感動も覚えた。2016/09/09

悪者みきこ

12
本屋で立ち読みしたら手が止まらなくなって買ってしまった。びっくりするほどに最後まで読まされた。すぐ売っちゃうと思ってブックカバーかけてもらったけどこれはまた読むと思う。でもけっこう胸に突き刺さるからやっぱり読まないのかなあ。変なときに読んだら倒れてしまいそうだ。2017/03/20

深沢商店

9
豊橋のイベントでサインを書いてもらいました。 内容はけっこう想像できていて、いつも書いていたり、ラジオで喋ったりしていることが一冊にまとまっているような本だった。 これは小説だと宣言するという書き出しは、もちろん普通の小説なんかではなく、強いていうなら私小説なんだろうけど、独白に日記と手紙と短歌がまざったような。 ラストのほう、会う事のできない息子への叫びは胸が熱くなる。でもそれは、伝わることがない叫びだということが分かるからかもしれない。 「愛のことはもう仕方ない」というタイトル、とてもいいと思う。2018/10/05

ふみ

9
主人公の息子への行き場のない思いに、ものすごく切なくなってしまった。人の悩みや愚痴を聞いたとき、この人は不幸なんだって勝手に判断して「こうすれば幸せになるのに、なんでしないの?」って上から目線で思ってしまう自分に気づかされて恥ずかしくなりました。それに気づけただけでも、この本を読んでよかったです。2017/04/24

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