内容説明
没後60年記念出版。孤高の詩人の知られざる生涯。小説「銀の匙」で知られる作家で詩人の中勘助。漱石門下たちとの交流、家族との確執、人生における葛藤と苦悩…。丹念な取材をもとに克明に綴った評伝の傑作。「銀の匙」の新聞掲載から晩年まで。
目次
第7章 叡山へ
第8章 手賀沼のほとりにて
第9章 平塚西海岸の思い出
第10章 匂い菫に寄せる
エピローグ
著者等紹介
高瀬正仁[タカセマサヒト]
1951年、群馬県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、九州大学大学院修了。理学博士。数学者、数学史家。元・九州大学基幹教育院教授。専攻は、多変数関数論と近代数学史。オイラー、ガウス、アーベル、リーマンなど、数学の古典の翻訳を続けるとともに、岡潔と高木貞治の評伝を執筆した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。