内容説明
尼将軍・政子、頼朝の娘・大姫、義時の妻・姫の前、時政の妻・牧の方…。鎌倉幕府150年の歴史の中で、北条氏とともにあった17名の女性たちの生涯を描き出す。
目次
鎌倉北条氏の女性たち総論
北条政子―北条時政の娘・源頼朝の妻・尼将軍
北条時子―北条時政の娘・足利義兼の妻
阿波局―北条時政の娘・阿野全成の妻
時政の六女―北条時政の娘・畠山重忠の妻、のち足利義純の妻
時政の八女―北条時政の娘・宇都宮頼綱の妻、のち藤原師家の妻
大姫―北条政子と源頼朝との娘
牧の方―平頼盛の縁者・北条時政の妻
姫の前―比企朝宗の娘・北条義時の妻、のち源具親の妻
矢部尼―三浦義村の娘・北条泰時の妻、のち佐原盛連の妻
竹御所―北条政子の孫・源頼家の娘・将軍藤原頼経の妻
竹殿―北条義時の娘・大江親広の妻、のち土御門定通の妻
松下禅尼―安達景盛の娘・北条時氏の妻、時頼の母
桧皮姫―北条時氏の娘・将軍藤原頼嗣の妻
葛西殿―北条重時の娘・北条時頼の妻
堀内殿―安達義景の娘・北条時宗の妻
大方殿―安達泰宗の娘・北条貞時の妻
赤橋登子―北条守時の妹・足利尊氏の妻
著者等紹介
今井雅晴[イマイマサハル]
1942年、東京都生まれ。1977年東京教育大学大学院日本史学専攻博士課程修了。文学博士。現在、筑波大学名誉教授。真宗東国研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フランソワーズ
9
尼将軍政子や牧の方、矢部尼、松下禅尼、葛西殿、堀内殿、大方殿といった女性は、時の政に大きく影響を与えました。大姫や姫の前、竹御所、檜皮姫たちは悲運な生涯を迎えてしまいました。それぞれの半生に思いを寄せつつ、「もう一つの鎌倉時代」を知ることができる本だと思います(大河を契機に興味を持った人にもわかるような親切で平易な文章であるのもよいです)。2022/10/17
スプリント
6
鎌倉幕府を支えた北条家に関係した女性たちをテーマにした本。2025/04/13
Stair512754
3
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も終わったので、忘れないうちに復習 この本によると、宮沢りえ演じるりく(牧の方)と、小池栄子演じる北条政子 それほど年齢は離れていないとか? 平易な文章で読みやすい、良書2023/01/17