内容説明
武士とは何か。“もののふ”“つわもの”と武士の関係、近世史論書に描かれた武士観の違い―、など戦前における研究の流れをとらえることで、武士の本質が見えてくる。武士を知るための必携書。好著を再編集!
目次
序章 中世史研究の動向と武士研究(教科書の中の「武士」像;近年の武士研究)
第1章 近代歴史学の源流(武士の語義・語源的研究;近世史論書の武士観)
第2章 近代史学史上の武士研究(文明史にみる武士論;在野史学と官学史学;市民的歴史学と武士研究)
第3章 部門史分野の盛行と武士論(政治・制度史分野;思想・文化史分野;法制史分野;社会経済史分野)
第4章 中世史研究の潮流(マルクス主義歴史学と武士研究;石母田史学と武士研究)
著者等紹介
関幸彦[セキユキヒコ]
1952年生まれ。日本大学文理学部教授(特任)。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。学習院大学助手を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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