シネマの彼方の幻影

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 249p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784866230214
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

内容説明

元高校教師の学校は映画館だった!わが人生は、わが愛する名画を抜きにして語ることは出来ない。名作映画と人生が織りなす映画的人生論!にして、人生論的映画論!

目次

私の映画事始め―『私は貝になりたい』
人生はだし巻タマゴのように―『深夜食堂』
苦き記憶がよみがえる少年の日々―『泥の河』
やりきれない悲しみ―『この世界の片隅に』
魂を呼び覚ます―『飢餓海峡』
名医は型破り―『赤ひげ』
青春映画残像―『美しい暦』
厳粛で悲しい―『東京オリンピック』
中学卒業を前に叱責された―『男と女』と『夕陽のガンマン』
名作には優れたサブテキストがある―『ローマの休日』〔ほか〕

著者等紹介

金井貞徳[カナイサダノリ]
1951年、青森県生まれ。信州大学卒業。元松商学園高等学校校長、国語科教諭。日本チェルノブイリ連帯基金理事。1974年から2014年まで松商学園高等学校に勤務。放送部顧問として、1986年より22年間指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

20
元高校教師による30作にわたる映画エッセイ集。これだけ、自身の人生に映画を投影させて、評論する姿勢と行し方に感服です。「夜と霧」の中でのナレーション、「戦争は終わっていない。(略)遠ざかる映像の前で、希望が回復したふりをする。ある国の、ある時期の話と言い聞かせ、絶え間ない悲鳴に耳を貸さぬ我々がいる」。そして、「ホタル」の中で紹介される特攻兵・上原良治の所感(遺言)での自由主義者宣言は、とりわけ印象に残る。映画ファンにお勧め。2018/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13129282
  • ご注意事項

最近チェックした商品