出版社内容情報
生物はイノベーションの宝庫!
モノづくりのヒントを生物に学ぼう!
渡り鳥の隊列飛行を参考にした航空機の燃料削減飛行、クモの糸やカの触覚を参考にしたマイク、センザンコウのウロコを参考にした医療用小型ロボット、ホッキョクグマの毛を参考にした暖かいセーター、粗い面でもひっつくコバンザメを参考にした水中用吸盤……。
これらの技術はすべて、生物の仕組みをモノづくりに活かすバイオミメティクスという技術から生まれました。
人類は古くから、生物の形や構造、機能をヒントに様々なものづくりを行ってきました。
本書では、近年生まれた驚くような事例を紹介することで、誰もが気軽にバイオミメティクスのおもしろい世界に触れられる新しい入門書として最適な一冊となっています。
内容説明
人類は古くから、生物の形や構造、機能をヒントに様々なものづくりを行ってきた。そのような技術は人知れず人間の生活を支えており、今もまた新しい技術が生まれようとしている。渡り鳥の隊列飛行を参考にした航空機の燃料削減飛行、センザンコウのウロコを参考にした医療用小型ロボット、ホッキョクグマの毛を参考にした暖かいセーター、粗い面でもひっつくコバンザメを参考にした水中用吸盤…。地球に住む先達である生物に学んだ技術開発「バイオミメティクス」は、どこまで広がるのか?未来をどのように変えるのか?バイオミメティクスの歴史や定義、生物をきっかけとして誕生した驚くべき技術、アイデアを生み出す思考、そして新しい技術につながる生物学研究の可能性―。誰もが気軽にバイオミメティクスのおもしろい世界に触れられる、最先端の入門書。
目次
第1章 わたしたちの生活を支えるバイオミメティクス(飛行機の表面がサメ肌になった;アリの“毛”で日光をはねかえし、温度上昇を防ぐ;ホッキョクグマは、交通安全、繊維、家電に貢献している ほか)
第2章 バイオミメティクスを見つけよう(生物のどこを見ればよいのか;なぜ生物がヒントになるのか;バイオミメティクスを考える方法は2つ ほか)
第3章 未来の社会を創るバイオミメティクス(マツボックリの変形を参考にした自動換気システム;自分で土に埋まる種と人工種子キャリア;あらゆるものにひっつくコバンザメと吸盤の構造 ほか)
著者等紹介
橘悟[タチバナサトル]
京都大学大学院地球環境学堂研究員。電機メーカーの開発研究職を経て、2024年3月京都大学大学院人間・環境学研究科で学位取得。博士(人間・環境学)。新たなバイオミメティクスの創成に向けて、技術開発だけでなく、理論研究(手法論)や生物学研究も行う。高校への出前授業や企業でのセミナー、執筆活動も積極的に行い、バイオミメティクス関連テーマを多角的に推進する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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