内容説明
一休さんが気になる。おにのパンツが気になる。もっと気になることがある。満塁小学校６年Ｆ組、キニ山キニ子の気になる日記と須原Ｃ介先生の赤いコメントが織りなす勉強と雑学のあいだ。その２学期と３学期。
著者等紹介
間部香代［マベカヨ］
愛知県生まれ。日本児童文芸家協会、日本童謡協会会員
クリハラタカシ［クリハラタカシ］
１９７７年東京都生まれ。漫画家、イラストレーター、絵本作家。１９９９年アフタヌーン四季大賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
61
驚いたのが、「３．１４の段」。面積を出すときに、円周率のかけ算がわずらわしくて困った思い出があるけれど、それを九九と同じノリで、平方根の覚え方のように唱えて暗記するとはね！ ６年生の算数もここまできたか。読書感想文についての、担任の先生のコメントには感心した。ホントそうなんだよね（須原Ｃ介って、名前まですばらしい！）。そして「青木まりこ現象」もある。さて６年生最大のイベント卒業式。物語としてきちんとつながったラストがいい。自分の６年生当時の、青春のほんの入り口だった頃の記憶がよみがえってくる思いがした。2022/01/25
みっこ
37
2学期も気になることでいっぱいのキニ子ちゃん。C介先生のお宅には赤ちゃん誕生！めでたいですね。読書感想文について聞かれたときの『なにかについて自分の感想を文章で伝える力は大人になって役立ちます。でもそれ以外は感想を書くために本を読む必要はありません。本だけじゃないですよ。なにかを見たり経験したりする目的が学習につなげるためや成長するためでは、まるでおもしろくありません。好きかきらいか楽しいか楽しくないか、心が動けばじゅうぶんです。』と言う言葉が素敵でした。→コメントへ2021/10/23
ぶんこ
37
下巻は2学期から始まりました。相変わらずキニ子さんの「気になる」は面白い。宇宙って、空の上のいったいどこから？・・・たしかに、どこから？地上から100キロ以上上空だそうです。東京から宇都宮の距離とは、意外と短い距離なのにびっくり。赤ちゃんの泣いている理由は、涙の味でわかる？本当に面白い。須原C介先生とお別れの卒業式。キニ子さんよりも私の方が寂しい。2021/10/16
どあら
29
図書館で借りて読了。「じゃんけんが気になる」私もこの方法で勝ち進んで１番になって、賞品をもらっちゃいました~😆👍2021/08/26
anne＠灯れ松明の火
26
読友さんご紹介。隣市で。下巻は２・３学期の気になること。キニ子の好奇心は尽きない。出したい時に出せばいいという日記。どんな時も、丁寧にコメントをくれる須原C介先生は本当にすばらしい～！ 先生の押し付けない、そして、褒めてくれる指導で、キニ子たちはのびのびと育ったと思う。いよいよ卒業。キニ子のその後が気になるけれど、続編は……ないよね。番外編とかどうかな？ クリハラタカシさんのイラスト、下巻も満載♪ 大人も楽しめるので、ぜひぜひ！2022/01/13
