内容説明
ぶつかり合わず、突き放すでもなく、親も自分もラクになるための、ちょうどいい接し方。
目次
序章 わが身を助けるもめない介護
第1章 親のくらし・性格
第2章 親の通院・入退院
第3章 親の介護
第4章 親の認知症
第5章 親の終活
著者等紹介
島影真奈美[シマカゲマナミ]
1973年宮城県仙台市生まれ。国内で唯一「老年学研究科」がある桜美林大学大学院に社会人入学した矢先に、夫の両親の認知症が立て続けに発覚する。まさかのダブル認知症におののきながらも、「介護のキーパーソン」として別居介護に参戦。現在も仕事・研究・介護のトリプル生活を送る。実体験をもとに、新聞や雑誌、ウェブメディアなどで「もめない介護」「仕事と介護の両立」「介護の本音・建前」「介護とお金」などをテーマに広く執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みみりん
7
母の通い介護に疲れて目に止まった。内容は認知症の義父母の介護で、自分とは違うことの方が多かった。しかし「介護にストレスを感じた時は頻度を調整してみる」は今の私には救いになる言葉。「後ろめたさを感じるくらいのほうが、次に会ったとき存分に優しくできる」は実感。毎週来るのが当然と期待され、自分の言いなりになると思われるのが耐えられなくなってきていたのだ。おそらく健康状態から予想して1人で暮らせるのは数年だろう。その間回数より、優しい気持ちで通えることが大切なのだと教えてもらった。2020/08/09
小紫
6
義父母と自分の両親を介護中という著者の、高齢者を介護する上でのヒントを貰えた一冊でした。下手に数字で埋め尽くされた表や、地の文よりも細かい字の縦書き/横書きの混じったキャプションやらイラスト等も入って情報満載の本よりも、私に取っては読みやすかったですし、文字サイズもほどほどの大きさで助かりました。ヘルパーさんや地域包括センターへ、遠慮なく助けを求めていくべきだと、その方法も知ることもできて気が楽になります。《図書館》2020/08/04
ja^2
2
私が還暦を過ぎてから同居していた娘と離れ、浜松で独居生活を始めたのは、人生の最終期に娘から疎まれるなんてまっぴらだったからだ。娘も私が死んだあと、夢見が悪いに違いない。▼でも、誰もがそうなる可能性がある。いや、むしろ家族だからこそ、そうなるのだと思う。私の出した答えは子供たちに介護させないことである。▼もちろん、その通りになるかは分からないが、できる限り子供たちとの思い出は良いままで終わりたいと思っている。▼本書は参考になることもあるし、まるでならないこともある。親子関係は千差万別だから仕方あるまい……。2024/07/22
速水 僚
2
図書館の本。認知症による介護の本2022/11/06
えいこさん
1
これは、コミュニケーションをいかにとるかという関係性構築の話でもあるなー2020/04/24