出版社内容情報
『わたしのそばできいていて』待望の続編! 小さな命と向きあい、寄り添うことの大切さ。人にとってとても大切なことを、少女と一緒に学べる絵本です。
内容説明
シェルターにいるたくさんの犬やねこ…どうしたら、あの子たちをしあわせにしてあげられるのかな?ちいさなマディは、ちいさな命のために、いっしょうけんめい考えましたが…ベストセラー『わたしのそばできいていて』リサ・パップ最新作。
著者等紹介
パップ,リサ[パップ,リサ] [Papp,Lisa]
児童書作家。イラストでも文章でも高い評価を得てNAPPA賞、キーストーン・リーディング賞など、多くの賞を受賞。アメリカ・ペンシルバニア州在住
菊田まりこ[キクタマリコ]
絵本作家、グラフィック・デザイナー。『いつでも会える』で1999年度ボローニャ国際児童図書展ボローニャ児童賞・特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
93
マディがボニーの子をもらうことになりました。命をあずかって育てることの責任について考えるようになりました。人から捨てられて居場所を失った小さな動物たちがたくさんいることも知りました。今度は自分がその小さな命たちに向きあい、寄り添おうとします。まだ子供ですからたいしたことはできません。それでも、自分にできることを一生懸命考え、行動をおこすマディの優しさ、たくましさに脱帽です。自分より弱い存在に手をさしのべることは、この世界で生きていく上でとても大切なこと。それが当たり前にできる社会であって欲しいものです。2023/06/17
ままこ
93
シェルターのことを知ったマディ。“いまの わたしにできること”を自分なりに考えた優しい思いやりのあるアイデア。心からの「だいすき」ひしひしと伝わってくるマディとスターが寄り添う姿がとても微笑ましい。いつも一緒のうさぎのぬいぐるみも可愛かったな。チップも幸せになって良かったね。絵も物語も心温まる素敵な作品。「1番大切なことは、ずっと大好きでいること」テンプルさんの言葉が心に響く。2019/07/27
ぶんこ
63
小さい女の子でも出来ること。マディは図書館犬のボニーの子スターと暮らせることになりました。スターを連れ帰る時にテンプルさんが「いちばん、だいじなことはね、ずっと だいすきでいること」と言った言葉がズシンと胸に響きました。犬や猫を飼っている人は、いろんな場面で「○○ちゃん、可愛いね、大好き」と年中言ってますね。責任を持って生涯大事に育てる。そしてお互いに愛をもらう。シェルターにいる動物たちにも、そんな家族ができるといいですね。マディが、自分にできることはと考えて行動にうつしているのが素晴らしい。2020/07/02
♪みどりpiyopiyo♪
63
あの子たちをしあわせにしてあげられるのかな? ちいさなマディは、ちいさな命のために、いっしょうけんめい考えました… ■優しい物語を読みました。『わたしのそばできいていて』のマディと、マディの勇気に寄り添ってくれた図書館犬のボニーに また会えた♪ ■じぶんより弱くて小さな命のために、わたしにも なにかできることがあるのかな? 命をあずかって育てることの責任について考えるマディ。一歩一歩 自分で考え育っていく事の尊さ。マディ、ゆっくり大きくなってね。( ' ᵕ ' ) (2019年)2019/08/31
k sato
50
動物のために誰でもできる一番のことは、その動物を好きでいること。少女マディは仔犬を飼うことになり、甲斐甲斐しくお世話をします。マディは仔犬の母犬がシェルターから来たことを知り、保護されている動物のために自分にできることはないかと考えます。そこで、動物たちに本を読み聞かせることにしました。街の人にも声をかけ、ボランティアを募ったのですが・・・続きは読んでのお楽しみ!動物の保護活動は、金銭だけで解決できるわけではないのです。動物たちに接することや好きだと表現することも活動の一環なのだと教えてもらいました。2023/09/18