新編日本女性文学全集〈１２〉

岩淵 宏子/長谷川 啓【監修】/矢澤 美佐紀【編】

六花出版（2020/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 507p／高さ 23cm
• 商品コード 9784866170541
• NDC分類 918.6
• Cコード C0393

出版社内容情報

「女が書く」とは何か――
近現代日本における女性文学の系譜をたどる決定版！
92人の女性作家のアンソロジー、２０２０年３月完結！

岩淵宏子＋長谷川啓［監修］
◎推薦人
中川成美（立命館大学特任教授）／田中綾（三浦綾子記念文学館館長）／小森陽一（東京大学教授）／狩野啓子（久留米大学教授）

第1巻［責任編集］渡邊澄子
　　　三宅花圃／中島湘煙／木村曙／若松賤子／清水紫琴

第2巻［責任編集］北田幸恵
　　　樋口一葉／田沢稲舟／北田薄氷／管野須賀子／石上露子

第3巻［責任編集］吉川豊子
　　　大塚楠緒子／森しげ／岡田八千代／尾島菊子／水野仙子／国木田治子／
　　　小栗籌子／永代美知代

第4巻［責任編集］尾形明子
　　　平塚らいてう／与謝野晶子／田村俊子／木内錠／加藤みどり／岩野清／
　　　斎賀琴／素木しづ／伊藤野枝／生田花世

第5巻［責任編集］岩淵宏子
　　　野上弥生子／長谷川時雨／吉屋信子／鷹野つぎ／宮本百合子／野溝七生子

第6巻［責任編集］長谷川啓　
　　　平林たい子／林芙美子／尾崎翠／佐多稲子／壺井栄／中里恒子

第7巻［責任編集］橋本のぞみ
　　　大谷藤子／矢田津世子／岡本かの子／網野菊／大田洋子／宇野千代

第8巻［責任編集］小林裕子
　　　円地文子／幸田文／住井すゑ／大原富枝／芝木好子／森茉莉／瀬戸内寂聴／三浦綾子

第9巻［責任編集］竹内栄美子
　　　石牟礼道子／森崎和江／有吉佐和子／曽野綾子／林京子
　　　竹西寛子／宮尾登美子／秋元松代／原田康子／吉田知子

第10巻［責任編集］水田宗子
　　　倉橋由美子／河野多惠子／大庭みな子／富岡多惠子／高橋たか子
　　　三枝和子／岩橋邦枝／田辺聖子

第11巻［責任編集］岡野幸江
　　　加藤幸子／米谷ふみ子／森瑤子／干刈あがた／津島佑子
　　　増田みず子／高樹のぶ子／中沢けい／李良枝

第12巻［責任編集］矢澤美佐紀
　　　山田詠美／荻野アンナ／松本侑子／小川洋子／村田喜代子
　　　多和田葉子／川上弘美／鷺沢萠／角田光代／江國香織／桐野夏生

第1巻より第4巻は菁柿堂より刊行されたものを六花出版が復刻したものです。

著者等紹介

矢澤美佐紀［ヤザワミサキ］
日本近現代文学研究者・法政大学他講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[僕素朴]

面白い小説読みたい、でも自分で選ぶ元気ない、というときにアンソロジーがあるじゃないか！と手に取る。タイトル知ってるけど読んだことないという作品が多く入っていた。荻野アンナがタイトルからの連想と反してC調で驚く。解説でラブレー、島田雅彦、高橋源一郎などの名前が挙がるけど、うーん。鷺沢萠「葉桜の日」思いがけず呉服屋で羽二重の「濡れ横」「湿し横」の話が出てきて着物アンテナが発動してしまった。結局もともと読んだことのある作家の作品が面白くて、なんとなくでもちゃんと好みの作家が選べているのだなあと妙に納得。

2023/04/30