出版社内容情報
公認心理師の時代になって,制度のなかで心理職は自信を失い,仕事に“誇り”や“ときめき”を感じなくなっている……。本当のプロフェッショナルになるには,どうしたらいいのだろうか?
──この本は,すべての心理職のために,スキルアップの道筋を示すように編まれた1冊で,下山晴彦さんと,同じような課題を感じたセラピストらによる論考+対談集です。黒沢幸子さん,伊藤絵美さん,松見淳子さん,川畑隆さん,神村栄一さん,みたらし加奈さんなど豪華な顔ぶれです。
内容説明
公認心理師制度が整備される一方で、心理職が本当に現場で求められるスキルとは何かが問われています。本書は、下山晴彦(東京大学名誉教授/跡見学園女子大学)が、黒沢幸子、伊藤絵美、みたらし加奈、田中究ら第一線の専門家との対談を重ね、面接、アセスメント、多職種連携といった基礎スキルに加えて、ゲーム依存やLGBTQIA+、情報化社会における心理支援など、現代の社会課題に即した実践スキルを詳しく解説します。大好評の前作『そもそも心理支援は、精神科治療とどう違うのか』に続く「そもそも」シリーズ第2弾。
目次
第1部 公認心理師の限界を越えて心理職は何を目指すのか?
第2部 現場で仕事をするための基本スキル
第3部 現場で活躍するための実践スキル
第4部 現代社会の課題に対処する応用スキル
第5部 現場の心理支援で求められるスキルアップ
第6部 エキスパートに聴く専門職としてのスキルアップ
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
跡見学園女子大学心理学部教授。東京大学名誉教授。東京大学教育学研究科修了。博士(教育学)、東京大学学生相談所、東京工業大学保健管理センター、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コースを経て、現職。跡見学園女子大学心理教育相談所長を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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