出版社内容情報
離婚しても親子の関係,親同士の関係は続きます。しかし日本では,一方に子育ての負担がかたよりやすく,もう一方はなかなか子どもに関われず養育費を支払うモチベーションも保てない,なんてことになりがちです。離婚・別居後も元夫婦で子育てに取り組む方法が選択肢としてあれば,それは子どものためにもなるでしょう。
本書は,離婚・別居後にわだかまりを抱えた元夫婦やカップルが,専門機関の力も借りながら共に子育てを継続する方法を,豊富な事例を交えながら紹介します。
内容説明
本書は、離婚した元夫婦がふたりで子育てに関わる方法やコツを伝える本です。著者は、自身も離婚後に子どもの共同養育を模索してきた経験を持ち、同じ悩みを持つ方を手助けしようと一般社団法人りむすびを立ち上げ、多くの元夫婦の共同養育をサポートしてきました。わだかまりを抱えた元夫婦やカップルがどうやって共同養育をしていけばよいのか。本書では、さまざまな状況別の共同養育のケースを紹介しながら、争わない関係づくりや親子交流のやり方、共同養育の取り決めの具体例や実践するときのノウハウを伝授します。子どもがいて離婚をする(かもしれない)人にぜひ読んでほしい一冊です。
目次
第1章 子どもがいて離婚を悩んでいる人が知っておくべき3つのこと
第2章 共同養育ってなに?
第3章 三方よし!離婚後、両親が子育てに関わると子どもも親もいいことだらけ
第4章 子どもも親も幸せな未来のために、争わずに離婚の話し合いをするコツ
第5章 もめずに実践したい!共同養育の取り決め&相手との関わり方のコツ
第6章 フェーズ別具体的な共同養育のケース紹介
第7章 こんなときどうする?シチュエーション別Q&A
第8章 離婚家庭で育った子ども当事者へのインタビュー
著者等紹介
しばはし聡子[シバハシサトコ]
一般社団法人りむすび代表、共同養育コンサルタント。1974年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。一児の母で子連れ離婚経験者。離婚当時、夫と関わりたくないがゆえに子どもと父親を会わせることに後ろ向きに。その間子どもの気持ちが不安定になった後悔を機に、離婚後両親で子育てをする「共同養育」を普及するため、脱サラし2017年一般社団法人りむすびを設立。前職では電力業界にて広報や秘書を務める。現在、共同養育実践に向けたカウンセリング、親子交流支援、離婚協議ADR普及に向けたオンラインサロン「りむすびコミュニティ」を運営。現在、全国から100名にのぼる会員が集い共同養育に向けた相互理解をはかる。メディア出演実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。