出版社内容情報
本書は,多くの臨床心理検査と,さまざまな対象年齢,臨床現場に即したテストバッテリーの考え方とその実践を,多彩な事例を通してわかりやすく描いたものです。執筆には,それぞれの臨床領域で心理検査を活用している第一人者に依頼しました。
いろいろな臨床場面があるなかで,実際にどのような検査バッテリーが組まれ,活用されているのか,それを知ることはあまりありません。ですが,この本では,心理検査の理論と職人技とが織り成す高度な専門性の世界をさまざまな面からひも解いていきます。
初学者だけでなく最前線で活躍する臨床家までの,あらゆるレベルの読者それぞれにとって,多くのヒントが散りばめられた1冊になりました。
刊行から8年,好評につき,改訂版を刊行しました。
内容説明
乳幼児期から高齢期までの発達に沿った適切な臨床心理検査バッテリーの考え方・組み方を改訂された心理検査を元に多彩な事例を挙げて解説。
目次
第1部 臨床心理検査バッテリー論(臨床心理検査とは;臨床心理検査バッテリーに関する考え方)
第2部 発達に沿った検査バッテリー(乳幼児期;児童期(教育場面)
児童期(医療場面) ほか)
第3部 臨床心理検査結果のフィードバック(検査結果のフィードバックに関する考え方;医療場面における検査結果のフィードバック;私設心理相談場面における検査結果のフィードバック)
著者等紹介
高橋依子[タカハシヨリコ]
専攻:臨床心理学。現在:大阪樟蔭女子大学名誉教授、京都大学博士(文学)、臨床心理士、公認心理師、心理アセスメント関係の学会では、一般社団法人日本心理臨床学会代議員、日本描画テスト・描画療法学会常任理事
津川律子[ツガワリツコ]
専攻:臨床心理学、精神保健学。現在:日本大学大学院文学研究科心理学専攻臨床心理学コース教授・専攻主任、日本大学文理学部心理臨床センター長、公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、心理アセスメント関係の学会では、包括システムによる日本ロールシャッハ学会副会長、一般社団法人日本心理臨床学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。