内容説明
心理学の知見は、司法・犯罪分野で適切な法手続きを行ったり、法の意図する問題解決を図ったり、効果的な犯罪捜査や防犯、被害者への支援、非行少年や犯罪者の再犯防止や社会復帰などにも役立てることができる。公認心理師として司法・犯罪分野で活動する際の基礎知識と心理支援の実際がわかる1冊。
目次
第1部 犯罪・非行についての基礎知識(犯罪心理学の歴史;科学的な犯罪捜査と犯罪・非行の予防における心理学―警察活動の視点から;犯罪・非行の心理アセスメント ほか)
第2部 犯罪心理学における心理支援(少年法制における非行少年への心理支援;司法機関における犯罪加害者への心理アセスメントの実際―情状鑑定を中心に;矯正施設における加害者臨床―刑事施設における心理支援 ほか)
第3部 家事事件の基礎と心理支援(家事事件における法律と制度;離婚と子どもの心理;離婚後の家族関係と子どもへの支援)
著者等紹介
野島一彦[ノジマカズヒコ]
九州大学名誉教授・跡見学園女子大学
繁桝算男[シゲマスカズオ]
東京大学名誉教授・慶応義塾大学
岡本吉生[オカモトヨシオ]
1956年生まれ。1979年京都府立大学文学部を卒業。1980年家裁調査官補、1983年から1997年まで家庭裁判所調査官。1993年Mental Research Institute留学。1997年筑波大学大学院教育研究科修士課程修了、2017年東北大学文学研究科博士課程中退。埼玉県立大学助教授を経て、日本女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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