内容説明
本書は、産科領域から子育て支援の現場までを幅広くカバーする6名の心理職や助産師らによる産科における個別支援からコミュニティでのケアまでを多くの事例を通してまとめたものです。妊娠から出産にかけての時期は、親と子のスタート。ですが、特に母親にとっては心身ともにストレスフルな状況でもあり、身体の健康だけではなくメンタルヘルスにとっても危機が多いとされています。編者永田雅子は、周産期に携わる心理士や看護師らの必読書でロングセラーとなっている『周産期のこころのケア』の著者。執筆者は、編者とともに妊娠期から周産期、子育て支援の心理支援を学び、実践をしているメンバーです。妊娠期からのこころのケアの実際と理論を記した本書は、心理支援の専門家だけではなく、産科や子育て支援をされている専門家、必読の本になりました。
目次
第1章 家族になること
第2章 おなかの中に赤ちゃんを宿すということ―妊娠期のこころのケア
第3章 赤ちゃんが何らかのリスクをもって生まれてくるということ
第4章 赤ちゃんからのメッセージを知る
第5章 地域の中で子どもと家族を見守り育てる
資料:知っておきたい用語集
著者等紹介
永田雅子[ナガタマサコ]
山口県生まれ。名古屋大学心の発達支援研究実践センター教授、博士(心理学)。公認心理師・臨床心理士
酒井玲子[サカイレイコ]
愛知医科大学病院こころのケアセンター。公認心理師・臨床心理士
高橋由紀[タカハシユキ]
名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻看護科学コース准教授。助産師
丹羽早智子[ニワサチコ]
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院。公認心理師・臨床心理士
野村香代[ノムラカヨ]
岐阜聖徳学園大学教育学部特別支援教育専修准教授。公認心理師・臨床心理士
村井亜弥子[ムライアヤコ]
名古屋市立大学医学部附属西部医療センター公認心理士・臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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