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出版社内容情報
遠藤 まめた[エンドウ マメタ]
著・文・その他
目次
第1章 「性の多様性」、まず知っておきたいポイント(性的指向をめぐる基礎知識;性自認をめぐる基礎知識;グラデーションという考え方)
第2章 学校で、社会で、当事者の味方になるために(先生がまずはお手本になる;図書室や保健室から多様な性の情報を;カミングアウトは同級生間で起きる;教員がLGBTの子から相談されたとき;多様な性を授業で扱う;決めつけから抜け出すために;「アライ」になろう;家族への支援を考える;スポーツを安全な場にする;相談対応力をアップするポイント)
第3章 一人ひとりの「性」を大切にする実践 インタビューをもとに(トランスジェンダーのあみちゃんとお母さん;あなたたちのことが、わからないから教えて;違うってステキでしょ。小学校での実践;教員どうしのネットワーク;職員室にも当事者はいる;制服選択制が始まるまで;女子のスラックス導入を超えて;子どもたちどうしの学び;多様なロールモデルを見せる)
エピローグ 普段していることを見直そう
著者等紹介
遠藤まめた[エンドウマメタ]
一般社団法人にじーず代表。1987年埼玉県生まれ。トランスジェンダー当事者としての自らの体験をきっかけに、LGBTの子ども・若者支援にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
18
教師向けに書かれたLGBT入門書。セクシュアル・マイノリティの子どもへの配慮について書かれている。大きく言えば教員には「決めつけ」という思考態度の課題がある。例えば、恋愛は異性間で生じるものという話をするのが決めつけであり、これを聴いた当事者は苦しめられるという。あるいはトランスジェンダーの子どもに対する暴言も目立つという。本書では具体的事例を挙げ、アウティングやミスジェンダリングなどの権利侵害について解説しながら、教員の対応策を解いている。因みに世田谷区は制服選択制を導入しているらしい。タメになる。2023/06/10
まゆまろ
0
LGBTの基礎知識を学べた。教師や周りの大人の無理解によってLGBTの子供は苦しみ命を落とすケースもある。特別扱い対応ではなく、学校を含む社会全体がもっと包摂性を高めなければならない。自然に溶け込むような感じになったらいいなと思った。全員さんづけや制服の標準服化、多様な性を前提とした日頃からの発言など子供たちが自分らしくいていいのだと思える環境づくりが望まれる。また、LGBTはどの時代も一定数おり、それを認めることで少子化が進むことはないこともわかった。2024/04/16