内容説明
世界最古の伝承童謡集。300年前、元禄・享保年間因幡地方のわらべ唄集「筆のかす」写本。山陰地方の古老が伝承するわらべ唄を収録。江戸時代の名残を示す貴重な音源。
目次
『古今童謡』本文と解説(橋の下の菖蒲は(鬼きめ唄)
おじゃれ子どもたち(子守唄)
天が紅(自然の唄・夕焼け)
次郎よ太郎よ(子守唄)
鷺にゃ尾がない(動物の唄・鷺)
からすからす(動物の唄・烏)
後のからす(動物の唄・烏)
棹になれ(動物の唄・雁)
鳶ままいろ(動物の唄・鳶)
すわすわ(動物の唄・鳶) ほか)
鳥取藩士野間義学とその時代
江戸時代のわらべ唄を考える―野間義学の収録歌を参考に
著者等紹介
尾原昭夫[オバラアキオ]
昭和7年(1932)島根県簸川郡斐川町(現出雲市)出身。昭和33年(1958)島根大学教育学部特設音楽科卒業(音楽理論・作曲専攻)。昭和33年(1958)以降、東京都の公立小学校・養護学校・盲学校音楽専科の教諭を経て、北海道教育大学非常勤講師、日本わらべ歌全集(柳原書店)編集委員、日本民俗音楽学会常任理事、郷土文化協会代表など歴任。昭和37~39年(1962~64)文部省科学研究費助成を受け、全国的にわらべ唄の採集・研究
大嶋陽一[オオシマヨウイチ]
昭和56年(1981)鳥取県倉吉市出身。平成17年(2005)東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。倉吉博物館学芸員を経て、鳥取県立博物館主任学芸員。専門は日本近世史
酒井董美[サカイタダヨシ]
昭和10年(1935)島根県松江市出身。昭和32年(1957)島根大学教育学部中学2年課程修了。玉川大学文学部卒業(通信教育)。島根県の公立中学校・高等学校の教諭を経て、島根大学法文学部教授、鳥取短期大学教授を歴任。現在、島根県立大学短大部松江キャンパス非常勤講師。平成17年8月より、山陰民俗学会会長。鳥取県民話サークル連合会顧問。第27回久留島武彦文化賞受賞ほか受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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