内容説明
世界には、たくさんの当たり前がある。多様性を知ることは、思いやりを持つこと。家族や友達、遠い国の誰かとのちがいを学べる図鑑ができました。みんなについて知ることで、ほかの人を思いやる気持ちや、自分自身を大切にする気持ちを育んでほしいと思います。大人も子どもも学べて楽しい!絵本のような図鑑。
目次
体のちがい(目に見える姿・形から、目に見えない中身や仕組みまで)(目の色;肌の明るさ ほか)
生活のちがい(さまざまな環境で生きるための、人間の知恵と工夫)(家;食 ほか)
コミュニケーションのちがい(世界中で暮らすみんなの気持ちの伝え方)(あいさつ;ありがとう ほか)
感じ方のちがい(心のなかで、さまざまな感情が生まれる時)(嬉しいこと;悲しいこと ほか)
考え方のちがい(同じモノを見てもまったくちがう、いろいろな捉え方)(勉強する理由;死後の世界 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
人間って本当に違うけれど、理由があって違ってる。そのことをとてもわかりやすく説明している人間入門書です。家に置いておいて、好きなところをパラパラめくったりするのも楽しそう。読み友さんの感想から。2021/08/27
G-dark
28
エチオピアのムルシ族の女性が下唇にお皿をはめるようになったきっかけは、見た目を醜くすることで奴隷として売られないようにする工夫だった、とこの本で知り、わたしは何とも言えない気分になりました。今だって世界のあちこちで人身売買は行われ続けているわけですが、人が人を売り買いするというのは、なんてむごいことなのでしょうか。それをむごいと思うか当然と思うかどうかも「違い」の一つと言えるのでしょうか…。2021/06/05
ヒラP@ehon.gohon
17
考え方も、行動も、皮膚の色も…と、様々な視点から、人の違いを考える本です。 紹介されている区分以外に思い至ることも多々あるので、完全な分析とは言えませんが、人の多様性について考える参考になる本です。 字の細かさや、レイアウトの雑然さがちょっと気にはなりました。2023/06/02
遠い日
9
世界には、さまざまな国や地域。文化も歴史もみな違う。「人間」の違いをつぶさに取り上げる図鑑。まずは、ちゃんと知ることからお互いの理解が生まれる。2020/02/07
Muronoa Zono
4
■考え方のちがい 性 ●性自認(心の性)●ジェンダー(社会的性)●性表現(ふるまいの性)●LGB●Q●Xジェンダー●クィア 性的マイノリティへの理解は大切。ただカテゴライズしないと思考停止してしまう人にならないよう、「これら性の考え方があることに対して自分はどう思ったか?」「自分が性的少数派の立場になったらどう感じるか?」を必ずセットにして話し合うことが大切。 あとは自分の子どもや周りの人たちがどんな性の考え方を持ったとしても、「あなたはあなたのままでいたらいい」と心から言えるようにしておきたい。2020/02/18