内容説明
あなたは合唱曲『群青』を聴いたことがありますか?東日本大震災と原発事故によって引き離された友人、家族との再会を願い、南相馬市小高中学校で生まれた合唱曲『群青』。音楽教諭小田美樹と「群青の子ら」が紡いだ『群青』誕生の軌跡のすべてがここに!!
目次
第1章 小田美樹の回想一
第2章 小田美樹の回想二
第3章 小田美樹の回想三
第4章 小田美樹の回想四
第5章 小田美樹の回想五
第6章 「群青の子ら」との旅はこれからも
著者等紹介
坂元勇仁[サカモトユウジ]
レコーディング・ディレクター。1961年、鹿児島市生まれ。学習院大学文学部哲学科及び同大学院人文科学研究科博士前期課程哲学専攻修了。日本現代音楽協会創立60周年記念「東京現代音楽祭」アシスタント・プロデューサー、ビクターエンタテインメント株式会社ディレクターを経て、2005年に有限会社ユージンプランニングを設立し現在に到る。主な制作作品として『原典による近代唱歌集成 誕生・変遷・伝播』などがある。また、ディレクターを担当した『漆原啓子&漆原朝子 無伴奏ヴァイオリン・デュオ』(日本アコースティックレコーズ)が平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
24
小田先生の「震災当初の記憶がすっぽり抜け落ちている」を読み、当時の過酷さを知る。安否確認・避難場所での公務員としての仕事・生徒のケア・授業再開。子どもたちの荒んだ様子や授業が成立しない日々が続く。淡々と綴られているが、精神的にも体力的にも相当きつかったはずだ。「群青の子ら」と共に音楽を取り戻していく過程は苦悩と後悔の連続。「群青」は小田先生と群青の子らとの絆の結晶だ。「群青」を歌う人の必読書。感動的な歌だからと、安易に歌ってはだめだ。歌いながら泣くかも。2019/07/13
Midori Nozawa
10
私の所属する混声合唱団でこの本で書かれている「群青」を披露しました。夫が指揮を務めており、本書を団員に紹介したのでした。福島県南相馬市小高地区の小高中学校の音楽教師小田美樹先生が作詞作曲された曲です。作詞については、震災、津波と放射能汚染で散り散りになった生徒たちのうち、ほんの少数残った生徒たちの言葉を先生がつなぎ、まとめたのです。私はこの曲がとても好きです。暗譜で発表でしたから、がんばって何度も練習しました。昨年の発表会で歌った時も涙を流して聞いてくださった方がおられました。大切な曲です。2023/09/26
まさし
5
合唱コンクールで3年生が歌っていて、卒業式でも歌った。なにか切ないメロディーなんだけど、歌詞がとてもグッときて、いい歌だなぁと思っていました。 けれども、この歌ができた背景や当時の状況、関わった人たちのさまざまな思いを、この本を読んで知り、安易な気持ちで聴いていたことに複雑な感情を持ちました、2018/04/24
ピロシキ(•ө•)♡ オノパパです
5
合唱曲で群青、という曲があるのをご存知でしょうか 小田先生は子どもたちの日々の会話、壁に掛けられた日本地図に貼られたあちこちに散ってしまった友だちの写真に寄せられた言葉の端々を拾い上げ、寄せ集め、メロディーをつけて彼等による彼等の為の合唱曲を作りました 福島の一音楽教師と生徒の言葉からできている曲 初演のコンサートでは会場中を感動の渦に巻き込み その後すぐにその曲と楽譜は自分達も歌いたい、という 各県の合唱部の間に広がりました 限られた彼等の為に作られた歌でありながら 多くの歌い手と聴き手の共感を集めます2018/04/19
ぴっちゃん
5
その日は福島県南相馬市立小高中学校の卒業式。大きな揺れ、津波からの避難、津波後避難所となった学校、そして原発事故からの避難。小高は福島原子力発電所20キロ圏内で、新学期は避難先の中学を間借りして迎えた・・・この本は24時間テレビでも報道されて話題になった合唱曲「群青」の誕生の背景とその後を描くノンフィクション。ぜひ合唱曲(youtubeにもたくさんアップされています。本の監修者Harmony for JAPANのものが良いかも)を聞きながらどうぞ。涙なしには読めません。小田先生、尊敬します。音楽の力すごい2017/05/22




