目次
修験道史のみかた・考えかた
第１部 熊野三山検校・聖護院門跡と熊野先達（聖護院門跡による熊野三山検校職の相承と熊野先達；熊野先達をめぐる支配と自律；熊野三山奉行の成立と展開；中世後期における寺院秩序と修験道）
第２部 山伏と山岳霊場の地域的展開（阿波国吉野川流域における山伏集団の展開；阿波国の山伏集団と天正の法華騒動；山岳霊場・阿波国高越寺の展開；阿波国における三宝院流熊野長床衆の痕跡とその意義；熊野信仰と天台宗・真言宗）
総括と課題
著者等紹介
長谷川賢二［ハセガワケンジ］
１９６３年広島県生まれ。大阪大学文学部史学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、徳島県立博物館人文課長（学芸員）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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アメヲトコ
9
超歴史的に把握されがちであった修験道について、中世史の立場からその組織化への流れを丁寧に論じた一冊。内容的にも決して読みやすくはなく、ちょっとした睡眠薬代わりにもなりますが、阿波の代表的山岳霊場で弘法大師との関係も深かったにもかかわらず四国八十八所になれなかった高越寺についての章は興味深く読みました。2019/12/27
