目次
第一章 水神の祭りと河童の相撲(鹿児島県の高橋十八度おどりと子どもの相撲―相撲の役割を担う子どもの年齢;鹿児島県の子供相撲と水神―水神を大事にまつった人々の信仰)
第二章 筑後川の治水と巨瀬川の河童伝承(筑後川の水天宮と河童への信仰;筑後川の上流の地域と水天宮をまつった人びと―大分県日田市の山間部における水運との関わり;巨瀬川と河童の伝承―筑後川との関わりの中で;佐賀県の巨勢川と巨勢氏―福岡県の巨瀬川にある巨勢氏の伝承との関わり)
第三章 水路(河川・池)を守る神・河童(徳島県の多聞が淵の河童の伝承―那賀川の大蛇の信仰との関わり;長崎県の生月島の河童石と石の堤)
第四章 国造りをおこなった人々(神へ奉納する相撲の所作―神前における力士の所作が持つ意味;播磨国の伊和の大神と揖保川の伝承)