目次
第1章 方言と共通語・標準語(方言とは;共通語・標準語とは ほか)
第2章 福井県方言の成立と全国的位置づけ(福井県方言の成立;福井県方言の全国的位置づけ ほか)
第3章 福井県方言の概説(県内の地域差の概観;嶺北方言(越前市方言を中心に) ほか)
第4章 福井県方言の語彙(嶺北・嶺南方言に共通の語彙;嶺北方言の語彙 ほか)
第5章 福井県方言の変化(同一例文の方言訳にみる方言の変化;嶺北方言の地域差と世代差)
付録1 福井県の方言景観
付録2 福井県方言に関する参考文献
著者等紹介
加藤和夫[カトウカズオ]
1954年生まれ。金沢大学名誉教授。東京都立大学大学院人文科学研究科国文学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yappy!
3
福井県の方言の入門書で、かつこれまでの調査や研究の概要がわかる専門書のような本です。年代や地域よりもももっと細かく、集落や属性によっても異なってくる方言。まさに方言は生きているものなので、一度大規模な調査をしたからそれでいいというわけではなく定期的に変化を追って行かないとわからないことも。県外に出ていると方言が保存されて古いまま、ずっと地元にいる人が新しい言い回しになっていて噛み合わないなんてことも。 雪の降る量が減った昨今では消えそうな言い方、アナログ放送時代のじゃみじゃみなどもいずれ消えるかもね。2023/12/27