目次
1 人物と人物像(柿本人麻呂と雲;奈良時代における僧と俗―道慈の心情をめぐって;奈良・平安初期の或る官人の学問と仏教―阿保朝臣人上を事例に;平安時代における吉備真備像の変遷―「吉備大臣」への道程)
2 説話集の世界(『日本霊異記』の経済学―仏教経済学への試み;『日本霊異記』の「善」と「悪」;『日本霊異記』に見られる「賛」について;『今昔物語集』天竺部における「貧」について)
3 奈良平安時代史の諸相(天武朝の納言職に関する一試論;歌謡にみる歴史的世界―『日本書紀』を事例として;式内社の集中が示すもの)