目次
第1部 西国巡礼の歴史と信仰
第2部 熊野信仰・熊野詣
第3部 西国巡礼三十三度行者・六十六部廻国聖
第4部 近世庶民の旅と大坂
第5部 近世大坂における庶民信仰と巡礼
第6部 四国遍路
著者等紹介
北川央[キタガワヒロシ]
1961年大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。1987年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員・研究主幹などを経て、2014年より館長。この間、東京国立文化財研究所・国際日本文化研究センター・国立歴史民俗博物館・国立劇場・神戸大学・関西大学など、多くの大学・博物館・研究機関で委員・研究員・講師を歴任。現在は全国城郭管理者協議会会長、九度山・真田ミュージアム名誉館長などを兼ねる。織豊期政治史ならびに近世庶民信仰史、大阪地域史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメヲトコ
7
20年4月刊。著者による近世の巡礼関係の文章をまとめた一冊。一般向けに書かれた文章が多いため、比較的さっくり読める内容です。やや異色なのは故田中智彦氏とともに大阪寺町の巡礼関係の石塔・石碑を調査した2つの章で、これは貴重な調査報告になっています。2020/07/29
まる
0
特に自分は西国三十三所巡りを終えたばかりだったので実際に訪れた場所を思いながら読めてとてもおもしろかった。また、これまで霞がかったままになっていた疑問もようやく腑に落ちた。先生の探究心、それに尽きますね。2023/08/07