内容説明
秀吉軍によって朝鮮から連れて来られ、望郷の念を抱いたまま異国で生涯を閉じた機織り上手な少女をモデルにした絵本『むくげの花の少女』。著者は、この絵本との出会いから、日本と朝鮮との歴史的かかわりを、自らの体験を交えて探っていきます。そして、偏見を見直し、よりよい友好の関係を築く大切さを自覚していきます。
目次
第1章 少女との出会い
第2章 隣国への眼差し
第3章 想いのバトン
第4章 少女に迫る
第5章 黒潮に寄せる想い
第6章 次代への扉
著者等紹介
大澤重人[オオザワシゲト]
1962年、京都府舞鶴市生まれ。渡来人歴史館(大津市)専門員。1986年春~2019年秋まで毎日新聞社に勤務し、編集制作センター副部長、高知支局長、工程センター室長、エリア編集委員などを務める。現在も、多文化共生や非戦をテーマに取材を続ける。著書に『泣くのはあした―従軍看護婦、九五歳の歩跡』(冨山房インターナショナル、第26回高知出版学術賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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