内容説明
地球と人類、世界と日本の過去・現在・未来を鳥瞰した必須の提言。現在の日本を代表する知的巨匠が、言語学の長年の研究から日本語の特性を説明し、今の世界の政治・経済のままでは地球と人類が滅亡してしまう危機にあり、それを救うには、優れた特性のことばを持ち、可能な限り共存に努めようとする文化を有する日本が世界を導いていくべきだ、と分かりやすく語る、初の講演集。
目次
1 世界を人間の目だけで見るのはもう止めよう―下山の時代の哲学、戦略、生き方
2 言語・文化の多様性とは環境変化から人間を守る緩衝装置だ―日本古来の非戦の文化遺伝子を世界へ
3 グローバル化時代を迎えた日本の大学の中心は文学部だ―私の考える人文系学問再生案(骨子)
4 今、日本に最も欠けているものは国家的対外言語戦略だ―日本語(日本文化)を一気に世界へ広げる運動を
5 日本語と日本文化が世界を平和にする―日本語の持つ「タタミゼ効果」
6 今、日本語を世界に広めることにどんな意味があるのか―日本語には世界を平和にする不思議な力がある
7 人間の言語の起源と仕組みについての私の研究姿勢―なぜ現生人類だけが音声を恣意的に使う記号体系を構築するようになったのか
8 ことばは子どもの未来を拓く―西洋基準、一神教基準はもういい加減止めよう
著者等紹介
鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926年東京生まれ。慶應義塾大学名誉教授。専門は言語生態学、言語社会学、文化意味論、外国語教育等。慶應義塾大学医学部予科、同大学文学部英文科卒業。慶應義塾大学教授、イリノイ大学、イェール大学教授、フランス高等社会科学研究院客員教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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