著者等紹介
小俣珠乃[オマタタマノ]
海洋研究開発機構(JAMSTEC)にて、アウトリーチや人材育成などを担当。2009年から2016年まで、「ちきゅう」および国際深海掘削科学計画(IODP)に関わり、現在は内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的深海資源調査技術を担当
田中利枝[タナカリエ]
多摩美術大学デザイン科卒業。卒業後デザイン会社にて冊子編集やグラフィックデザインなどを担当。退職後、宇宙や科学技術分野でのデザインの仕事を開始。デザイナーとしてJAMSTEC、産総研などで勤務。現在、国立天文台のアルマプロジェクトで広報・デザインを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
2011年3月11日、八戸港に停泊中の地球深部探査船ちきゅうの内部見学していた八戸市立中居林小学校の5年生48名と先生4名は、大きな津波の被害にあう。降りることも出来ず不安な時間を過ごす中、みんなで歌った「風になりたい」が、頑張ろうと奮い立たせる。実話。2022/03/13
蒼
17
地球深部探査船「ちきゅう」という船をご存知でしょうか?その名の通り地球のマントルまでも掘り進めようという船です。当地八戸港はこの船の停泊港になっています。2011年3月11日午後、この船には八戸市立中居林小学校の五年生の生徒さん達が見学に訪れていました。そして起きたあの地震。津波を避けるために船は沖に避難、生徒さん達は船に一泊する事になったのです。この時の事を書いた本です。不安げな見ず知らずの大人達や外国の人達に囲まれる中、大人の人達も心配なんだから自分達は我慢して帰れる時を待とうという生徒さん達の健気さ2019/03/08
Midori Matsuoka
2
東日本大震災のあった2011年3月11日、その時に青森県八戸港で地球深部探査船「ちきゅう」の見学をしていた小学五年生の話。 探査船の中でスタッフの人たちと不安な時間ながらも励まし合って過ごした様子が描かれている。2019/04/15