内容説明
第三回配本では、政権についたヒトラーとナチ党が、全権委任法を可決させて議会政治を葬り去って独裁政権を樹立。そしてヒムラーの陰謀による、同志レームと突撃隊の粛清。さらにオーストリアとチェコスロバキアの併合、第二次世界大戦の勃発、独ソ戦の開始。ユダヤ人大虐殺・ホロコースト。連合軍の反撃が始まりドイツ軍は敗退。ついにベルリンに追い込まれたヒトラーは、愛人エヴァ・ブラウンと死の直前に結婚、そして共に自殺に至るまでを描く。
著者等紹介
濱田浩一郎[ハマダコウイチロウ]
1983年生まれ、兵庫県相生市出身。歴史学者、作家、評論家。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員・姫路日ノ本短期大学講師・姫路獨協大学講師を歴任。大阪観光大学観光学研究所客員研究員。現代社会の諸問題に歴史学を援用し迫り、解決策を提示する新進気鋭の研究者。著書多数。監修・時代考証・シナリオ監修協力も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イトノコ
23
図書館本。ついに首相となったヒトラー。全権委任法を可決し絶大な権力を得た彼は、近隣諸国への侵攻を開始。第二次世界大戦が勃発する。/文章からはヒトラーの才能というのはあまり伝わってこず。ポーランド侵攻から視点がホロコーストの犠牲者に移り、ヒトラー視点に戻るのが最後の最期というのも残念。結局、国内の政治的駆け引きがヒトラーに権力を与え、連合国の利害が戦火を拡大させた。日和見とも言えるが、ここまでの大虐殺を彼が行うとは常識人には予想もできなかったのでは。その狂気とも言える非常識さが彼の才能なのかもしれない。2021/02/02
るっぴ
16
やっぱり日本は、日独伊同盟で失敗した。アメリカ人もそうだが、ドイツ人、ロシア人も信用出来ない。同盟は、破るものだとよくわかる。2021/04/12