内容説明
マドンナ・啖呵売・ロケ地・うた・スタッフ・配役・併映など、全作品の詳細なデータベースを収録!!娯楽映画研究家・佐藤利明が、文化放送「みんなの寅さん」公式サイトで、2011年4月から3年間に渡り、“寅さん博士”として毎週連載を続けた大人気コラムを中心に、夕刊フジ連載「みんなの寅さん」、デイリースポーツ連載「天才俳優・渥美清 泣いてたまるか人生」などを集成。「男はつらいよ」全50作の魅力や、ディープなトリビア「寅ビア」を様々な視点で綴った、寅さんと日本人の半世紀。
目次
第1章 『男はつらいよ』にみる柴又
第2章 昭和四十四~四十八年
第3章 昭和四十九~五十四年
第4章 天才俳優・渥美清 泣いてたまるか人生
第5章 みんなの寅さん
第6章 昭和五十五~六十年
第7章 昭和六十一年~平成七年
終章 お帰り寅さん
著者等紹介
佐藤利明[サトウトシアキ]
構成作家・ラジオ・パーソナリティー。娯楽映画研究家。音楽プロデューサーとしても活躍。ラジオ番組「みんなの寅さん」(文化放送)では2011年から5年半に渡り、構成とパーソナリティを担当。「みんなの寅さん」「夕暮れの阿久悠」で2015年文化放送特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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23
寅さんの世界観を全面的には賛同しかねるが、でも何か日本人の郷愁を誘う映画であることには違いない。帝釈天の参道も、草団子も、江戸川の土手も、ただただ懐かしい(行ったことはないけれどw)。それに加えてマドンナと寅さんの絡みが、年上のお姉さんに憧れた淡い思い出にもつながるからか、これはもう無条件で恥ずかしく?楽しいw。▼全50作品に通底する世界観と渥美清について、654ページ上下二段組みの圧倒的ボリュームで、微に入り細に入りウンチク的解説をしてくれるので、寅さんの世界に入り込みたい人にはたまらない本だろう。2021/04/16