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内容説明
昨今の少子化や過疎化、人口減少社会の到来や高速道路の延伸による競争激化など、厳しい時代に直面する中で、魅力のある観光特急「しまかぜ」と「青の交響曲」を開発することで、自社の魅力を高めることを試みる近鉄の現状を紹介。
目次
1章 「しまかぜ」プロジェクトの始まり(20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮;プロジェクトを進める上で苦慮したこと)
2章 車両を設計する上での配慮した点(マーケット調査の実施;車内設計)
3章 「青の交響曲(シンフォニー)」プロジェクトの始まり(桜の名所、吉野へ向けた観光専用特急を;プロジェクトを進める上で苦慮したこと)
4章 「青の交響曲(シンフォニー)」を導入する上での留意点(車両を改造する上での留意点;ビュッフェの導入)
5章 近鉄の今後の事業展開(フリーゲージトレインによる京都~吉野間の直通特急の設定;「しまかぜ」用車両の運行の効率化;「青のシンフォニー」を核とした南大阪・吉野線特急;「アーバンライナー」のてこ入れ)
著者等紹介
堀内重人[ホリウチシゲト]
1967年生まれ。立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。運輸評論家として執筆や講演活動、テレビ出演などを行なう傍ら、NPOなどで交通問題を中心とした活動を行なう。日本交通学会、公益事業学会、日本海運経済学会、交通権学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山猫
16
著者のスタンスが不明なので、説得力に乏しい。タイトル通りに論を進めるならば、何故横組みにしたのか理解できない。また、これほど大量の写真は不要で、逆に「表」で数字・数値を示すべき。「古今の近鉄のステキな特急用車両のご紹介」なら、判型を大型化し、カラー写真で紹介する必要がある。なんとも中途半端な一冊。2019/07/22
niz001
3
知識が無かったので内容は楽しめたけども、文章に微妙な上から目線を感ずるのと、同じ話の繰り返しが多々見られるのが地味にイラっとする。しまかぜは一度乗ったけどまた乗りたいなぁ、シートが恐ろしく快適やった。あのピラフ、座席で食べれるのか!青の交響曲は繁忙期以外の平日はわりと空席あるんで、つい延ばし延ばしに。2019/09/05
とろる
2
近鉄の攻め感を感じられる一冊。関西では京阪神を結ぶ通勤輸送でメジャーな阪急・阪神・京阪などと比較すると若干地味な感じがあるが、あらためて見てみると、挑戦をしている会社だと再認識した。考えてみれば、アーバンライナーは30年も前に登場したにもかかわらず、今の時代で見ても遜色はない。当時から洗練された感覚を持っていた証拠だと思う。2019/09/14
えっちゃん
1
しまかぜ乗りたいなぁ〜2019/11/02
こうぴー
0
がっつり鉄道本を読むのもたまには良いかと思い買った一冊。近鉄の観光戦略と相まって気になっていたところが分かり読んで良かった。正直近鉄は好きなので今後も興味深い。2019/09/12