沈黙する教室 1956年東ドイツ―自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語

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沈黙する教室 1956年東ドイツ―自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865980646
  • NDC分類 946
  • Cコード C0022

内容説明

東西冷戦下の東ドイツ。ある高校の進学クラス全員が反革命分子とみなされ退学処分に!行き場を失い、進学の道を閉ざされ、この国で未来を描けない若者たちは、自由の国、西ドイツを目指して国境を越える…。映画化されたノンフィクション作品の翻訳!!本書では、映画では描かれなかった、彼らの亡命後の西ドイツでの出来事から、40年後の同窓会での再会までが書かれています!

目次

特異事項:高等学校
スターリン像、倒れる
沈黙する他はない
前進せよ、そして忘れるな
扇動したのは、誰だ?
国家の暴力的教育
最後の試み
疑惑
裁判
逃げろ!
冷戦のヒーローたち
キャリアの終わり
嘘をつくのは、ごめんだ
それでも許可はおりる
追跡妄想
真夜中の救出劇
新たな幸福の地にて
同窓会

著者等紹介

ガルスカ,ディートリッヒ[ガルスカ,ディートリッヒ] [Garstka,Dietrich]
1939年東ドイツ生まれ。同級生と共に西ドイツへ逃亡後、ケルン、ボーフムでドイツ文学、社会学、地理学を学ぶ。ギムナジウム教師を経て、後はエッセンの市民学校で文化と芸術分野の講師をしていた。2007年に自身の体験をもとに『沈黙する教室 1956年東ドイツ―自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語』を上梓。2018年4月18日に病没

大川珠季[オオカワタマキ]
1986年生まれ。日本大学芸術学研究科舞台芸術専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

37
良作だった映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」の原作。1956年に反ソ的な行為に及んだ東ドイツの高校生たちがクラスごと退学処分になってしまい、西側に亡命した実話を、当事者のひとりがまとめたものだが、なにしろ文章が読みにくい。でも、あの生徒たちや、残った家族たちがどうなったのかを知りたくて読み通した。当時の東独の教師の経歴や、シュタージ(東独の秘密警察)の曲解ぶりなどの細部が面白い。ブログに内容と関連記事をまとめました。https://chekosan.exblog.jp/29915340/ 2020/02/09

壱萬弐仟縁

36
2006年初出。行進曲『スターリンは我等と歩哨に立ち』はYouTubeでみたら、結構勇ましい感じの軍歌らしい(34頁)。歴史は常に階級闘争であり、階級闘争は学級内の闘争でもあった(81頁)。40年後、クラウス・Sは、西ベルリンへ逃げる決断をした理由に、一部の教師の社会主義システムへの絶え間ない政治的追従は、繰り返されれば繰り返されただけ、どんどん信じる価値がなくなっていったという(209頁)。2021/05/19

かさお

35
1956年、ベルリンの壁崩壊の5年前、16名の高校生が自由を求めて東ドイツに亡命。映画「僕達は希望という列車に乗って」の原作らしいが、非常に読みにくかった。幼い頃マンガで何となく「亡命」は知ってるつもりだったが、ドラマ性のある「王女」「貴族」が主人公だった。ごく普通の高校生たち、クラスである行為を行い、当局に目をつけられ、4名を残して彼らは逃亡を決意。何という勇気だろう。疑われぬよう、いつもの朝、鞄にパンを一切れと家族の写真を入れ、そのまま列車で国境を超えた。映画を観てから補足で読むのが正解だった気がする2023/02/13

ブラックジャケット

15
ベルリンの壁の崩壊の1989年は有名だが、壁が造られた61年は忘れがち。この話は壁のない1956年の暮れの出来事。東ドイツの大学進学クラスの17歳と18歳の少年少女が、ハンガリー動乱に際して、自由を求めて死んでいった 人々のために授業開始から五分間の黙祷を捧げた。事は体制を揺るがす大事件に発展。教育大臣までもが来訪し、首謀者割り出しに狂奔した。結局、この強圧的締め付けが若者たちを立ち上がらせた。当時は臨検があっても西ベルリンに行くことは可能だった。クラスのほとんどが西へ亡命。ノン・フィクションの好著だ。 2020/01/19

Book Lover Mr.Garakuta

15
暗黙たる歴史の中に埋もれた才気あふれる若者たちの(愛と自由と刮目をウタッタ)苦悩と葛藤の日々を描いた作品。1956年東ドイツの若者たちの話だ。2020/01/04

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