内容説明
不世出の大スター、黒澤映画の象徴、世界のミフネ。デビューから最晩年までの全出演映画を通して描く評伝にして、映画史。
目次
俳優・三船敏郎登場前夜
三船敏郎と映画俳優行路
三船敏郎と映画デビュー作『銀嶺の果て』
三船敏郎と戦後東宝映画成長期―一九四〇年代~一九五〇年代記初期
三船敏郎と東宝映画成熟期―一九五〇年代中期
三船敏郎と東宝映画隆盛期―一九五〇年代後期
三船敏郎と東宝娯楽映画群の玉座―一九六〇年代初期
三船敏郎と東宝黄金時代の終幕―一九六〇年代中期
三船敏郎と日本映画大作時代―一九六〇年代後期
三船敏郎とスター映画大作の時代―一九七〇年代
三船敏郎と映画俳優人生の閉幕―一九八〇年代~一九九〇年代
著者等紹介
小林淳[コバヤシアツシ]
映画関連著述家。1958(昭和33)年、東京都出身。主に日本映画、外国映画、映像音楽にかかわる著述・評論活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Gen Kato
3
物心ついたとき、三船氏はすでに「世界のミフネ」で大物感のかたまりみたいな俳優さんだった。『椿三十郎』『用心棒』も子供のころ観て好きだったけど、三船はミフネって感じ。それが覆ったのは『酔いどれ天使』を観たとき。何じゃこのセクシーダイナマイトなイケメンは!って心底驚いた。そりゃ黒澤さんも惚れますって。以来「若き日の三船敏郎」の大ファンなので、作品を追うだけで楽しい本でした。出演作あまりDVD化されてないんだなあ。『吹けよ春風』『下町』『愛情の決算』あたり、ぜったい買いますから東宝さん発売してくれないかなあ…2022/01/10
まんだよつお
2
巻末の出演映画一覧が役に立ちます。まだまだ観ていない作品の方が圧倒的に多いです。2019/05/24