感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。文字、言葉によって、私たちは自分の気持ちを他人に伝えることができる。でも、この作品の主人公の少年たちは「字がない時代に生まれてたらよかったのにね」と言う。字が読めないケイタくんと、字が書けないぼく。怠けているのではなく、それは障がいのため。それに気が付く人がいてくれて、対応してくれれば、彼らのその後は大きく変わる。解説によると、今の日本では、7~8%の人がこの障がいを持っているそうだ。苦しい思いをしている子どもたちのためにも、多くの人が知識を持ってほしい。2025/09/16
遠い日
10
LLブック。著者が濱口瑛士さんとあったので手に取りました。識字障害、ディスレクシア。字がうまく書けないぼくと、字をうまく読めないケイタ君。ふたりで組んで一冊の本の感想文を書くという国語の宿題に取り組んだ。ぼくが読んで、ケイタ君が聞き、録音して文字に起こす。そしていっしょに感想文を考える。提出した宿題は100点で戻ってきた。苦手な国語がやり方を工夫することでできた。そして知った自分たちの障害を、できる方法で克服しつつあるラストは輝いて見えた。2025/07/03
る
3
ディスレクシアという障害があると知ってもらうことを目的とした、子供向け絵本。こういう本が図書館に置いてあるのは良いことだと思う。2025/09/18
貧家ピー
2
うまく字を書くことができない主人公とうまく字が読めないケイタ君が、ふたりで協力して感想文を書く。 この本でディスレクシアとわかって対応できるようになる人が増えると良い。 2025/08/10
おと🦁🐾
1
文字から音や意味に変えることと、音や意味から文字に変えることの両方が苦手な「読み書き困難タイプ」、音や意味から文字に変えることだけが苦手な「書き困難タイプ」2025/06/29