ブロックチェーンシステム設計

中村 誠吾/中越 恭平【著】/牧野 友紀/宮〓 英樹【監修】

リックテレコム（2018/08発売）

• サイズ B5判／ページ数 243p／高さ 24cm
• 商品コード 9784865941159
• NDC分類 338
• Cコード C3055

出版社内容情報

◆◆システム開発者のための基礎知識を凝縮！◆◆

ブロックチェーンの環境構築や、
スマートコントラクトの実装技術は確かに重要です。
しかし、顧客や利用者に新たな価値は提供できるか否かは、
システム全体としての“設計”にかかっています。
製品固有の知識や要素技術の詳細は他書に譲り、
本書では初級以上のSEの皆さんに向け、
?ブロックチェーンの基本的な仕組みと性質、
?暗号化や改ざん耐性、コンセンサスアルゴリズムといった
主要な要素技術、そして何より、
?ブロックチェーンを1つの構成要素と捉えたときの、
システム設計に必要な考え方を明示します。

■第?部　基礎知識
第1章　ブロックチェーンへの期待
第2章　ブロックチェーン技術の概要
第3章　コアテクノロジ
第4章　システム特性
第5章　スマートコントラクト
第6章　ユースケース

■第?部　ブロックチェーンの設計
第7章　基本仕様の策定
第8章　概要設計
第9章　プラットフォームの特性
第10章　詳細アーキテクチャの設計
第11章　設計の実例
付録
ほか

中村誠吾［ナカムラセイゴ］
著・文・その他

中越恭平［ナカゴエキョウヘイ］
著・文・その他

牧野友紀［マキノトモノリ］
監修

宮崎英樹［ミヤザキヒデキ］
監修

内容説明

ブロックチェーンの環境構築や、スマートコントラクトの実装技術は確かに重要です。しかし、顧客や利用者に新たな価値を提供するには、システム全体としての“設計”が要になります。製品固有の知識や要素技術の詳細は他書に譲り、本書では初級以上のＳＥの皆さんに向け、「ブロックチェーンを１つの構成要素と捉えたときの、システム設計に必要な考え方」を示します。

目次

第１部　基礎知識（ブロックチェーンへの期待；ブロックチェーン技術の概要；コアテクノロジ；システム特性；スマートコントラクト；ユースケース）
第２部　システム設計（基本仕様の策定；概要設計；プラットフォームの特性；詳細アーキテクチャの設計；設計の実例）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぴ]

ブロックチェーンの技術を知りたいけど、細かいアーキテクチャーを詳細に説明しすぎていない丁度良い本です。

2021/07/08

[nakaniso]

6章までは一般的な「ブロックチェーンとは？」的な内容だが、7章からは実例も含むシステム開発の内容に踏み込んでいてよかったです。 わかりにくかったのは、「ステートDB」という表現。EthereumとHyperledger Fablicをまとめて紹介されているので、両方でステートDBという用語を使っていますが、EthereumにはステートDBという概念はなく、同様のデータは単にコントラクトに含まれるという理解。 あとシミュレーション実行についてもEthereum側はよくわからない。

2018/09/14

[pullhitter_engineer]

ブロックチェーンを構成する技術知識がほぼゼロの状態で読んでみました。 技術の概要を掴むこと、システム設計においてどのようにブロックチェーンを組み込むか、簡単なメリデメの把握、ethereumとhyperledgerの差異などを提供してくれます。 ソースコードは申し訳程度の記載な感がありますが、設計や技術要素の概要を把握するための本と考えれば納得できます。

2018/08/21