出版社内容情報
昨今の昭和レトロブームも後押しして、老若男女問わずに人気のある〈純喫茶〉。禁煙のお店が増えたことやSNSでの発信により、これまでの客層とは違った若い方たちが訪れることが増えたといわれています。そんなブームのずっと前から、文筆家の甲斐みのりさんは、日常的に喫茶店を訪れては、心地いい時間を過ごしたそう。
この本では、旅先で、散歩の途中で、日常で、折に触れて甲斐さんが訪れたお店を厳選して紹介しています。お店の歴史に思いをはせたり、好きなメニューを楽しんだり、インテリアや食器を写真に収めたり……純喫茶は時間が許せば何時間でも飽きない場所。ページを開くたびにコーヒーの香りが立つような、素敵な写真とともにさまざまな喫茶店のお話を心ゆくまでどうぞ。
内容説明
「毎日どこかの喫茶店で過ごしたい」。甲斐みのり初の純喫茶本ついに刊行!
目次
序章 愛しの純喫茶
第1章 珈琲を味わう
第2章 空間に浸る
第3章 あまいものの楽しみ
第4章 食事がおいしい
終章 愛してやまない純喫茶
著者等紹介
甲斐みのり[カイミノリ]
昭和51年静岡県生まれ。旅や散歩や手土産、クラシック建築やホテル、暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
174
昨日読んだ「喫茶おじさん」に触発されて読みました。魅力的なお店が多く、以前から気になっている自宅近くの「伯爵邸」に近々行ってみたいと思います。 https://www.hakushakutei.com/ https://www.orangepage.net/ymsr/series/junkissa 2023/12/01
愛玉子
37
この昭和レトロな感じが素敵。都内〜東日本中心でウチの近所はなかったのですが(奥付で謎が解けた!これ元はJR東日本の会員誌に掲載されていたからなのね。JR東海でもぜひ!)見ているだけでウワァ…ワァ…(ハァト)とちいかわみたいになりました。重厚な内装、こだわりの珈琲、手間暇かけた一品、それでいて落ち着いて長居できるような場所。煙草苦手派としては「少し前に店を禁煙にしてからは〜」というお店がちらほらあるのも嬉しいところ。甲斐さんの品のある文章は、お店とそこで働く人たちへの敬意がにじみ出ていて、そこも良いのです。2024/07/27
tetsubun1000mg
33
この本で近頃はレトロブームとかで、昔ながらの純喫茶が若い人も訪れるんだって知りました。 筆者の名前に見覚えが有ったので読メサーチしてみると去年の7月に「日本全国 地元パン」を書いた方だった。 地元パンと昔ながら純喫茶はなんか共通するものを感じるよね。 地方を取材で回りながら純喫茶を見つけて取材したようで、店主とのインタビューで、店を作ったり経緯や、後を継いだりいきさつや人気メニューなど店舗を訪れただけではわからない話が結構面白い。 今回は関東から東方面だが、関西以西も出たらぜひ読みたいです。2024/02/06
シフォン
29
東日本各地の素敵なレトロ喫茶店が紹介されている。レトロ感のある表紙に古き良き高級感の漂う店内写真は、行ったことがなくてもなつかしさを感じる。昔はナポリタンよりもミートソース、クリームソーダよりもコーヒーフロートが好きだったな~と懐かしく思う。チョコパフェやプリンアラモードはテンションがあがる。最近は、落ち着いてコーヒーを飲むことが至福のひととき。閉店する店が増えているので、今のうちに行かなくては。2025/02/26
はな
24
大好きな喫茶店、行ってみたい喫茶店、行きたくなった喫茶店ばかり。古城、トリコロール、伯爵邸…早速いこう。2024/11/15