内容説明
死後の世界はどうやらあるらしい。死は無になることではなかった。だとしたらどう生きればいいか?あの世からのメッセージ。
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞、昭和54年『幸福の絵』で第十八回女流文学賞、平成12年『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月に春の叙勲で旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らび
28
愛子先生がそのような体質だったのは存じませんでした。この本に書かれていることは恐らく事実なのでしょう。やはりアレは怖いしできればお近づきにはなりたくありません。ですがいつかは必ずあちらへ渡るときが来ます。その時は是非ともきれいさっぱりといきたいものですね。読了後の今なら死とはそう悪いことでもないような気がしてます。2018/06/21
ミナ
6
文庫版を昔読んでいて、「日本はおしまいだ」とのお父様の話がすごく頭に残っていた。あれからはや○年。日本はゆるやかに死に向かっているのだろうか。日々の事件のニュースを見ると魂の劣化は加速しているとしか思えないもの。2019/05/26
本好きです
5
佐藤愛子さんの楽観的生き方、不思議な世界を経験しながらこれらを書いている、信じない人が大方であろうことを前提に書いておられるけれど読めば読むほどに私は、あの世がちゃんとあって不思議な人達が実は身の回りにたくさんいてでも、自分は見えなくて幸せだと思い。時に現実社会に絶望的気分になることに手を焼いているけれど、これを読んでなんだか元気になった。自分の寿命を全うしようと。死後の世界を約束通り知らせに来た遠藤周作さん真面目で律儀な方なのだなこの世で苦しんだ分あの世では晴々しているらしい。2018/04/27
sazen
2
★★★文庫版が新刊で出ていたので、購入。著者やその周りで起きた心霊現象に関するエッセイ。こんなに不気味なことが連続しているのに、全く怖がらないところが痛快。それどころか、好奇心丸出しで現象について考察したり毒づいたりしている。後半部分、完全に自分の考え方の正しさを強調するところから、だんだんつまらなくなってきたのが残念…。こんな私のことを世間じゃ頭のおかしい人と言うのだろうけどって、そんなに何度何度も言わなくっても大丈夫だってば。遠藤周作氏が霊魂として現れた話はアニメーションにしたら面白そう。2019/10/26
だいぶつ
0
不思議な世界のお話を、サッパリ爽快な切り口で読める。2018/11/25