内容説明
名作を担当し、作家の誕生に立ち合った編集者は、週刊文春、文藝春秋で多くの人物紹介記事を書いた。
目次
小林秀雄―知ってなお、神秘を知る
川端康成―夢幻と現実の間
ジャンヌ・モロー―人生を恋する
昭和天皇―高い識見と厳正さ
大鵬幸喜―横綱の貫録
森英恵―西洋も東洋もなく、あるのは美
岩崎あさ―血の通った歴史の話
車谷長吉―自らを鞭打ち、人を打つ
徳川夢声―話術の奥義
ファイサル国王―明君の誉れ高く〔ほか〕
著者等紹介
高橋一清[タカハシカズキヨ]
昭和19(1944)年、島根県益田市に生まれる。昭和42(1967)年、早稲田大学第一文学部国文学専修卒業、株式会社文藝春秋入社。「文學界・別册文藝春秋」「文藝春秋」「週刊文春」「オール讀物」、出版部の部員、「別册文藝春秋」「文春文庫」「文藝春秋臨時増刊」編集長、「私たちが生きた20世紀」特別編集長を務めた。その間、公益法人日本文学振興会理事として、芥川賞、直木賞の運営進行にあたる。平成17(2005)年、株式会社文藝春秋退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
4
出会いには遠近あれども、それがその人の印象や影響には比例しない。歴史上の人物を除けば、著者が直接関わられた著名人の代表がここに著される。私が直接お会いし、鬼籍に入られた方々も載る。車谷長吉さん、杉本章子さん、内海隆一郎さん、夏木静子さん、伊藤圭一さん。いずれも好きな作家さんだ。杉本さんには憧れたし、夏木さんは奥ゆかしい方だった。内海さんはブログにコメントをいただいた。車谷さんは精神的な危うさが漂っていた。伊藤さんの戦記と小説は、これからも読み続けるだろう。そんな出会いを設けてくださった著者に感謝している。2018/01/23
-
- 和書
- ヘルダーリン全集 全4巻