内容説明
遊び、仕事、処し方。本物の大人はどう心得るのか。齢、90歳。まだ途上。
目次
第1章 男の値打ち(男の顔は人生の風雪で磨け。美容整形に品位はあるや;強さを内に秘めてやさしく振る舞うことを粋という。「男の品位」のことだ ほか)
第2章 男の損得(約束に軽重なし。男が守るべき基本である;ひもじくても、野良犬の自由を生きる。この矜持に品位を見る ほか)
第3章 男の信義(一喜一憂するなかれ。流れにまかせて生きる;世間の常識にとらわれない男気を貫いた有名俳優 ほか)
第4章 男の気位(安易な謝罪は卑屈であるに過ぎない。毅然たる態度が事態を動かす;ハロウィンを楽しむ若者に問う。義憤に殉じる気構えはありや ほか)
第5章 男の一言(逃げず、釈明もせず。責任に殉じることをもってトップの責務とする;勝ってはしゃぐのは犬猫に同じ。敗者を思いやる心なきところに、品位はない ほか)
著者等紹介
安藤昇[アンドウノボル]
1926年(大正15年)5月24日、東京生まれ。予科練、特攻隊をへて復員後、法政大学中退。昭和27年、渋谷を本拠地として安藤組を結成。昭和33年、横井英樹襲撃事件で服役。昭和39年、安藤組を解散後、映画俳優に転じて58本に主演し、人気俳優として一時代を築く。俳優を引退してからは映画プロデューサーのほか、作家、コメンテーターとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NICKNAME
14
安藤氏はこの本の後に間もなくして亡くなってしまったが、元やくざ者とはいえなかなかインテリでもあった人だと思う。この人はしっかりとした自分の美学を持った強い人であったと思う。男であれば大なり小なり筋のある強さにはあこがれるものである。
くまお
2
確かにあんまり品の無い作成でしたが、思い通りにいかない人生を良しとするというフレーズは良かった。2018/11/11
ダンゴ☆ルッチ
1
すぐに体現できるわけではないけど、「品位」というのがなんなのか?感覚で少しだけわかったような気がします♪2016/04/30
yukioninaite
1
ヤクザや俳優、そして何冊も本が出しているという珍しい人です。人生なにかのご縁で千変万化するものなのは人生を半分くらいやっていると誰でも思うものです。自分のスジを大事にしたいものです。2016/02/17
バッタ屋みどり
0
百々のつまり、金持って安定してるかバカにしか無理なのよ、こーいう処し方は。みんなモテたいの!やりたいの! 商人と屏風は曲がらねば立たぬ!2017/02/12