- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
内容説明
西洋服飾史は長らく、衣服の形態の変遷をたどる歴史として描かれてきた。しかし、フランスのアナール学派が示唆したように、服飾史は感性の歴史、あるいは心性史として展開することによって、時代精神を切り取るダイナミックな研究へと成長することができる。このような視野で服飾史研究の幅を大きく広げたこの分野のパイオニアである徳井淑子教授とその若い仲間たちが、15世紀から現代のフランスを対象に、新たな視点と史料を駆使して固有のテーマに挑んだ刺激的な論集。
目次
第1部 かたちから意味へ―歴史としてのファッション(流行を商う―ファッション界の「ナポレオン」とオート・クチュールの起源;マネキンは映す―現代都市パリの生成とブランド戦略;性は規制される―警察令にみる近代フランスの異性装;エチケットで身をたてる―礼儀作法書にみる近世・近代フランスのモード;祝祭に演じる―十五世紀フランスの仮装舞踏会「モーリスク」)
第2部 ファッションの歴史の道具箱(遺産目録;遺体調書;会計帳簿(宮廷)
会計帳簿(商業文書)
戯曲
商業年鑑
小説・戯曲
年代記・回想録
ファッション雑誌
ファッション写真)
著者等紹介
徳井淑子[トクイヨシコ]
1949年生。お茶の水女子大学名誉教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)
朝倉三枝[アサクラミエ]
1975年生。神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)
内村理奈[ウチムラリナ]
1968年生。日本女子大学家政学部被服学科准教授。お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科単位取得満期退学。博士(人文科学)
角田奈歩[ツノダナオ]
1980年生。日本学術振興会特別研究員。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、パリ第1大学経済史専攻Master2課程修了。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)
新實五穂[ニイミイホ]
1977年生。お茶の水女子大学基幹研究院人文科学系助教。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)
原口碧[ハラグチミドリ]
1982年生。お茶の水女子大学基幹研究院研究員。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- さようなら志位和夫殿