古代ローマ ごくふつうの50人の歴史―無名の人々の暮らしの物語

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古代ローマ ごくふつうの50人の歴史―無名の人々の暮らしの物語

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865813784
  • NDC分類 232
  • Cコード C0022

出版社内容情報

2000年前の営みから蘇る古代ローマのリアル

古代ローマの人々は、どのような生活を送っていたのだろうか。本書ではローマが大きく発展した共和政末期から帝政初期に生きていた50人の人々(ときどき神様や伝説上の人物、動物も含む)に焦点を当て、彼らの碑文などの資料から当時の庶民の暮らしをひもといていく。

取り上げる50人は、ほぼ無名の一般人だ。クリーニング屋の店主、居酒屋の女将さん、人気のパン屋、美食家、マンションの管理人、美容師、戦車競走の賞金王、兵士、ジュエリーデザイナー、モザイク職人、大理石取引業者、ガラス職人、配管工、小学校の先生、図書館司書、助産師など。彼らはカエサルやアウグストゥスといった、ローマの統治によって歴史を彩った有名人物ではない。しかしその暮らし・人生を一片一片集めることで、巨大なモザイク画のように古代ローマがリアリティをもってよみがえる。

★写真多数!カラー口絵16ページつき

内容説明

居酒屋の女将アセッリナ、マンションの管理人エロス、戦車競走の賞金王ディオクレス、美容師ダプネ、クリーニング屋ステパヌス、ガラス職人エニオン、小学校の先生ルガ―2000年前の営みから蘇る古代ローマのリアル!図版255点。

目次

第1章 ローマのはじまりの歴史(エウアンドロス―ローマ建国の種となったギリシア人(前一三〇〇年頃?)
レア・シルウィア―ロムルスとレムスの母(前八世紀頃) ほか)
第2章 衣・食・住事情(ルキウス・アウトロニウス・ステパヌス―クリーニング屋の店主(一世紀)
ガイウス・ユリウス・ヘリウス―靴職人(一世紀) ほか)
第3章 日常生活をのぞき見る(アンナ・ペレンナ―民衆に愛される女神;トゥリア(仮)―内乱を生きた女性(前一世紀後半) ほか)
第4章 働く人たち(アントニウス・ムサとエウポルボス―皇帝と王の主治医(前一世紀)
ガイウス・クロディウス・エウペムス―食料品とワインの小売業者(一世紀後半~二世紀初頭) ほか)
第5章 学術・技術の担い手(スプリウス・カルウィリウス・ルガ―“G”を発明した小学校の先生(前三世紀後半)
マルクス・アントニウス・グニポ―カエサルの家庭教師(前一世紀) ほか)

著者等紹介

河島思朗[カワシマシロウ]
1977年、群馬県に生まれる。西洋古典学者。博士(文学)。京都大学大学院文学研究科准教授。国際基督教大学教養学部、東京都立大学人文科学研究科修士課程・博士課程で学ぶ。東京外国語大学、東京都立大学、いわき明星大学、日本女子大学などの非常勤講師、東海大学文化社会学部准教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

27
墓碑や出土品、文献史料などからたどるローマの人々の歴史。著者は若手の西洋古典学者。2023年刊。タイトルを見るとローマの市井の人々に焦点を当てた本なのかと思うが、なぜか伝説上の人物や家の守り神などが出てきたり(もちろん剣闘士や洗濯屋、パン屋など定番も出てくるが)、そもそも50人以上いたりと(全50章のうち複数人取り上げている章があるため)、題名と中身が微妙にズレている。文章は良くも悪くもシンプル。写真や図像が多めなのは良い。悪い本ではないが、題材的にもう少し面白くできたのではないかとも思う。2023/07/14

アメヲトコ

10
2023年3月刊。墓誌や出土品を手がかりに古代ローマの生活像を復元した一冊。タイトルのとおり、本書に登場する人物は世界史に出てくるような英雄たちではなく、ごく普通に人生を過ごした名も無い人々ですが、それゆえに等身大のローマの暮らしがリアルに伝わってきて面白いです。それにしても同時代の日本列島を思い浮かべると、当時のローマのとんでもない先進ぶりには驚かされます。2023/06/12

いとう・しんご

9
「哲学のなぐさめ」に付録されていた月報きっかけ。図版多数かつ一人当たり4,5ページとテンポも良く、読みやすい。古代ローマの成り立ちや文化や言語、人々の暮らし振りを楽しく、精彩に富んだ語り口で教えてくれる魅力的な本でした。今日で2歳と一週間になった孫ちゃんが高校生になったら世界史の副読本として読ませたいなぁ・・・それまで生きてたら、だけど。2025/02/23

りーすひぇん

5
タイトルの如く、市政に生きた人々の墓碑や遺物からわかる生活模様を解説。墓碑に名前だけでなく、出身地や身分(住民か、奴隷か、解放奴隷か)、職業も刻まれており、そこからわかることがこんなに多いのかと驚く。この主人と奴隷の関係に関して、奴隷は主人の道具という理解から冷徹な主従関係を想像していたのだけど、この本の中にはそうではない例が数多く出てくる。奴隷の身分から解放された者がまた奴隷を雇い、一緒に働き続け、同じ墓に入る。言ってしまえば赤の他人なのに同じ墓に入るくらいの信頼関係があったんだなぁと意外。2024/03/29

たつや

5
古代ローマについて、無知なので借りてみた。考古学者は遺跡から出た石板など、一見すると庶民は見過ごすものから、歴史を紐解いていくので、凄いな~と、敬服します。この本は写真も多く、タイトルを「古代ローマの庶民の暮し」的なものに変えれば偽りなく、いいのに、と思いました。2023/10/20

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